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小学校低学年の男の子から既にジェンダーバイアスを感じた。

めちゃくちゃ久しぶりのnote。

元左利きの私です。

今日は、さっきの出来事を思わず書きたくなって書きます。

1、怪我と応急処置

のんびりしていた昼下がり。家の前の道路を小学生くらいの子供達が自転車で通り過ぎる声がしたかと思ったら、急ブレーキとガッシャーンという大きな音。つづて、「大丈夫か!!」、「痛ーい」という男子達の声が聞こえてきました。

びっくりして、外に出ると倒れた自転車の横に男の子が倒れていました。

一緒にいた子に聞くと、お友達は走っていて、自分の自転車がぶつかってしまい、そのお友達を轢く感じになってしまったようでした。

擦り傷自体は病院にいくほどでもなさそうで、我が家の水道で洗い、膝を消毒、絆創膏とガーゼで2カ所応急処置をしました。

2、怪我をしていた子の言葉

 怪我をしていた子は小学校低学年かなと思う少年で、お友達もみんなそれくらい。

痛いはずなのに、水で洗う時も消毒の時も我慢して偉いなあと思い、「痛かったよね、でも泣かなくて偉いねえ。」という私の言葉に、

「パパから、男だから、泣くなって言われてるんだ。痛い痛いも簡単に言っちゃダメって!」

「そして今日の怪我は、バチが当たったんだ。ママに今日は遊びにいっちゃダメって言われたのに行こうとして腹が立ってクソババアって言っちゃったんだ。だからバチがあたったんだ。」

我が子ならもうぎゅーって抱きしめてあげたくなりました。泣くのを我慢して、さらにお母さんへの暴言を反省していて。

3、男の子だから…

 怪我をした子の応急処置をしながら、「痛いのをよく我慢して偉かったねえ。男の子でも、痛かったら痛いって言っていいんだよ。泣きたくなったら泣いてもいいんだよ。」と思わず言ってしまった私。

きっと、その男の子のパパもなんの疑問もなく、自分が小さい頃に言われたように「男なら泣くな、痛くても我慢しろ。」と言ったんだと思います。でも、日常のそういった会話で、小学校低学年の男の子に既に「男の子だから」という、ジェンダーバイアスがしっかり染みついてしまうということに少し怖さを覚えました。

男の子でも、女の子でも、我慢できない時は泣いていいし、痛いって言って良い、そんな社会に少しでも近づくよう、今の子供達に働きかけられるといいなと思った出来事でした。

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