見出し画像

〆切がないと、何もできない

現在ぼくは、42 Tokyoでプログラミングを学んでいる。

先日「inception」という課題を終了した。

Dockerという技術を使い、WordPressのWebページを作るというものなのだが、早い人だと2日で終わらせていた。

対してぼくはというと、なんと2か月もかかってしまった...

42 Tokyoでは、教師や授業というものがないので、基本的に自分のペースで課題に向き合わなければならない。

思えば、1月のはじめに妻の実家に帰省し、まるまる1週間、毎日、妻の親戚のこどもたちと遊んでばかりいたからいけなかった。

外での鬼ごっこや、焚火、BBQ、デパートでのショッピング、家のなかではSwitchや人狼、ボードゲームのモノポリーで遊んだ。

一応パソコンは持って行っていたので、朝少し早くおき、プログラミングをするということもできたはずだが、結局しなかった。

1週間プログラミングをやらないと、プログラミングをするという習慣があっというまに消えてしまい、その後もなかなかプログラミングに取り組めなかった。

自宅にもどってからも、なぜだかやる気が出なかった。

今回の課題はインフラ系と呼ばれるもので、Webページを表示させる裏側で、どんなことが行われているかを学ぶもの。

しかし、どうやらぼくは、このインフラ系に興味が薄いらしく、やる気が全く起きなかった。

自分でウェブアプリをつくるときには必要になる知識である!と自分がやりたいことと結びつけてやる気を出そうとしてもダメだった。

「インフラ系に興味が薄い」という事実は、今後の人生にある程度の方針を与えてくれるので収穫といえる。

しかし、いかんせん課題をおわらせなければ退学になってしまう。(42 Tokyoでは、決められた日数内に課題をクリアしなければ、強制退学となる)

そこでどうしたかというと、苦肉の策として「〆切をつくって、他の生徒に宣言」をした。

42 Tokyoでは日常的にDiscordが使われており、各生徒は自分のチャンネル(時系列にいろいろと書き込める場)を持つことができ、そのチャンネルは他の生徒もみることができる。

その自分のチャンネルに「今週中にinception終わらせる!」と書き込んだのだった。

すると一気にスイッチが入った。

学校のひとつの良さは、「競争環境に身をおける」ことだと思うけど、42 Tokyoはいまはまだオフラインなので(今年の4月から徐々にオフライン化の予定)、他の生徒を意識しずらい。

でも、他の生徒に対して宣言をすることで、「自分で言ったのだから、期限を守れなければ恥ずかしい」というプレッシャーを自分に与えることができた。

結果、宣言した週に課題をクリアすることはできなかったものの、その週でほぼほぼ終わらせることができ、翌週にはクリアすることができた。

思い返せば、「〆切」自体は、課題をはじめたときから自分の中で設定していたものの、自分だけのものだったので拘束力が弱かった。

人によっては、「〆切を守れたらご褒美」とか、逆に「〆切を守れなかったら罰ゲーム」という方法で、自分を励ましたり、自分を追い込んだむことによってモチベートできているのだろう。

ぼくも試してみたのだけれど、全く効果がなかった。

自分という人間は、とことん「自分に甘い」生き物だといことを痛感した。

今回学んだことは、「〆切」は「他者に共有」されてはじめて、効力を発揮するということ。

これは、学校の課題だけではなく、いろいろなことに使えると思った。

ダイエットや語学学習、読書といったものも、「〆切」を身近な家族や友人に宣言をすることで、一気にブーストをかけることができる。

これからも積極的に「〆切を宣言」し、自分にプレッシャーをかけていきたい。

匿名のコメ・質問はmondまで👍 https://mond.how/ja/hovinci_jp