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レビュー『このままだと、日本に未来はないよね。』

今の世の中のおかしな点をまとめており、非常にわかりやすい本。

海外移住を考えるうえで参考になると思い、手にとりました。

日本のヤバさ

一番興味深かったのが、「日本は規制で未来を捨てている」という点。

ドローンやセグウェイが規制の対象となってしまったことで、技術が伸びず、輸入するしかなくなってしまったのは残念でしかありません。

そして、日本政府は目先のお金がないゆえに、教育にはいっさい投資しなくなった点も見逃せません。

教育に投資しないということは、今後の成長をあきらめていると同義ではないでしょうか。

さらにおそろしいと思ったのが、「自分が何を欲しいかもコントロールされる時代」が来つつあるということ。

これまでも広告代理店や大手マスメディアによって、この手のことを言われていました。

しかし、メディアがより洗練され、教育水準の低下によってより騙されやすい人が増えることにより、まさに「洗脳社会」がおとづれようとしています。

ほかにも「子供を生んだら1000万円支給すれば少子化対策になる」や「大学でユーチューバーを育てよう」といった、著者の発想に触れることで、思考の練習にもなります。

未来予測

新しいテクノロジーやサービスの将来性を予測する「今後のヒット予測」は、「まず普及しない理由を考える」という点が参考になりました。

そもそも、「コスト問題」と「感情的な問題」が、普及しない理由の二大トップ。

逆にいうと、これらをクリアしているモノは、そのうちヒットすると考えられます。

また、こういったモノにアンテナをはるためにも、情報収集では、思考のパターンが違う人こそ、フォローすることがすすめられていました。

思考のパターンが違う人とは、自分とまったく考え方が違ったり、「それってどうなの?」と思うような人のことです。

ぼくは、自分と似た考えの人しかフォローしていなかったため、早速とりいれようと思いました。

役にたたないもの価値

最後におもしろいと思ったのが、「役にたたないもの」の価値について。

著者は「世の中に役にたたないモノのほうがお金になる」といっています。

それはなぜかというと、役に立たないものは誰が買うかわからないから。

ゆえに競合相手は少ないので、利益率が高くなります。

同様に、「この世の中にないもの」も、つくれば高く売れるというのも納得。

さらに、人の能力やスキルについても同じことがいえ、みんなが大事だとは思わない能力を手に入れることも、他人との差別化も役立ちます。

話し言葉で書いてあり、2~3時間で軽く読めるのでオススメです


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