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【オススメ】手塚治虫の実験アニメーション:「ジャンピング」

ひとことで言うと、アイディアに溢れたとんでもない作品です。

とにかく見ていただきたいです。

▼この実験アニメーションから学べるアイディア

①1人称視点

ゲームのような一人称の視点で、主人公が何者か語られないまま進んでいく物語で、次に何が起こるのか目が離せません。

②主人公は何ものなのかという謎

途中、線路で自害しようとする人が映るが、主人公は助けようともせず、次の場所へと移動していきます。

主人公は神なのでしょうか。

③遊び心

冒頭のスタッフロールが跳ねているのも「ジャンピング」にぴったりの遊び心のある演出だと思います。

アニメやマンガ、小説やライトノベルなど、創作に行き詰まっている方にぜひ気晴らしに見ていただきたい作品です。

▼動画
ちなみにですが、オフィシャルの手塚プロダクションから公開されているのは3分弱の下記の動画です。

本編は6分20秒の作品で、1984年第6回ザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリと、ユネスコ賞を受賞し、1985年にはバリャドリド国際映画祭銀穂賞を受賞しています。

▼まとめ

手塚治虫の実験アニメーション「ジャンピング」はアイディアに溢れたとんでもない作品です。

「主人公を見せない」という切り口で、ぼくにとっても「アニメ」という表現の可能性を示してくれた作品です。

もっと手塚治虫の実験アニメーションを見てみたい!という方は、手塚治虫オフィシャルサイトで他の実験アニメーションが見れますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


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