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立花隆さんお薦めの『教養のためのブックガイド』

本好きにとって、よい本との出会いは何にも代えがたいもの。

そしてよい本との出会いは、「良い読み手」からのオススメであれば、ハズレは少ないというのが持論です。

本日紹介する『教養のためのブックガイド』は、日本を代表する東大の教授陣がオススメの本を紹介います。

そもそも本書の存在を知ったのは、『ぼくらの頭脳の鍛え方』のなかで、作家である立花隆さんが本選びの参考に本書を挙げていたからです。

本書ではなんと、370冊もの本が紹介されています。

そもそも本書は、東京大学教養学部が、新入生に対しての教養教育ブックガイドとして編集されたもの。

本を読むことの楽しさを通して、人間の豊かな可能性を伝えるものとなっています。

本書の強みは、それぞれの執筆者が「なぜその本を選んだのか」について具体的に語っていることです。

それぞれの専門をふまえつつ、さりげなく自身の読書体験をふまえ、熱く、ときに冷静に語りかけています。

執筆者の数は27人。

内容を大きくわけると、以下の三つのセクションに分かれています。

・理系2人、文系3人の教師による白熱した座談会「教養と本」
・1ページコラム「私の薦める本」では、13人が1〜3冊を推薦
・各教師が、自分の研究テーマにもとづいて本をすすめる

読む人ひとりひとりに、教養を耕すための第一歩を踏み出させるという点で、素晴らしい本だと思います。

本書を読めばきっと「もっと知りたい」と思い、オススメされた本の中から、気になった本を読みたくなるはずです。


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