ホンイツとチンイツの見分け方
とぅーす!鳳東のうさぎさんです!
今月は鳳南ばかり打っております!
成績の方はというと、
八段降段寸前ですw
およそ2000戦ぶりの八段が見えてきました。
鳳南の九段のpt配分は1位から順に"+90、+45、±0、-165"なので、あと3ラスでぴったり0ptになります。ちなみに0ptぴったりは降段しないのでわざ降段マニアの方々は知っておいて損はないと思います(?)
さて、今日は麻雀をしているとよく遭遇する染め手のお話です!
今回は説明をはしょるため、鳴き手限定の染め手の話にしますね!
一般的に染め手というのはホンイツとチンイツを一括りにしたものを指すのですが、言うまでもなくこの両者はまるで別物です。
具体的には、ホンイツは食い下がり2役のため最低打点は子だと2000点、親だと2900点ですが、対してチンイツは食い下がり5役のため最低打点は子だと8000点、親だと12000点です。
ホンイツは役牌などの手役やドラが絡むとそれ以上の点数になるのでホンイツが安いかどうかは一概には言えませんが、チンイツは刺さるともれなく高いです。なので鳴いている染め手がホンイツかチンイツかを見極めることは重要というのはわかるんじゃないかと思います。
というわけで早速実践例を見ていきましょうか!
局面は鳳凰卓の東南戦の東3局です!
対面が3mをカンチャンで鳴いて打1m。通常はタンヤオの仕掛けでしょう。
2枚目の白が打たれた瞬間に白が重なりましたw
現状自分はドラなしなのでチャンタやチートイツを見ながら打5pとしました。白は2枚枯れなので守備力には困らなさそうですね。
チャンタになりそうですかね、ほとんどあがれないとは思いますが打6s。
対面が手出しで切った7sを上家がチーして3mを切りました。
さて、僕の体感では上家は50%ぐらいでチンイツ、40%ぐらいでホンイツ、10%ぐらいでソウズの一通だと読みました。理由は後ほど説明します。
全然あがれる気がしませんが3mを鳴いてみました。
本題から外れますが、今回は白2枚が完全安牌なので守備力が大きく低下しないこと、仮に鳴かない場合でもリターンの大きい手になりづらいこと、上家が染め手の場合は7mや3pをツモ切ってくれるのでそれらを鳴けることを評価して3mをチーしましたが、スルーでもどちらでもいい範疇だと自分は思ってます。
ただ、上家の染め手テンパイを危惧して一旦8mを切りました。
「まだ染め色の数牌が出てないから今のうちに8s切ったほうがいいのでは?w」と思った人はいろいろと勘違いしている気がするので考えを改めたほうがいいと個人的に思っています。(これも後程説明)
ひょえー!親のリーチ宣言牌をポンとは対面やる気満々ですね。
対面は7mポン打4sで、上家がその4sをチーしました。
4sはリーチにも通ってないのでまず対面はテンパイ確実でしょう。
上家の4sチー打西を見て上家は90%ぐらいチンイツだと読みなおしました。
この修羅場でこの手牌は逆に絶景ですねw
全員テンパイしてそうなので白を連打していきます。
ワンチャンスとはいえ上家も2人に危険な8mを押してますね。こちらもほぼ確実にテンパイでしょう。
長くなるので結末だけ貼っておきます。
さて、話は戻りますがホンイツとチンイツの見分け方、それは場に切られている字牌の種類の枯れ具合で判断できます。戻ります。
この時点だと上家がトイツ以上で持っている字牌の候補は西と発だけです。(東、南、北、白、中は河を見るといずれも枯れています。)
ただ、発に関しては数巡前に切られたばかりなので、もし最初からトイツなら鳴いてそうなので、後重なりのパターンはあれどあまり持ってなさそうに思えます。
さて、上家が2副露したときに西が出てきました。つまり、手牌にはソウズ(とごく稀に発)しかありません。したがってこれで上家は90%ぐらいチンイツと読んだんですね。
裏を返せば、場に枯れている字牌の種類が少ない場合はホンイツの可能性が高くなるというのもわかると思います。(あくまで可能性が"高くなる"だけで絶対じゃないよ。)
あとは染め色の数牌が出てなくてもテンパイを警戒したほうがいいという話をしましたが、これは""字牌よりも両面ターツを引っ張っていた場合""はギリギリまでメンゼンリーチを目指していたということです。ギリギリまでメンゼンリーチを目指していたということはソウズの形がそれなりに整っていたからだと読めるので、安易に数牌が余っていないという理由"だけ"でソウズを先処理するのは危険なので気を付けてくださいね!
これもあくまで絶対の読みではないので注意してくださいね。なんでしつこく”絶対の読みではない”ことを強調するかというと、「麻雀における読み=絶対的な確定情報」と勘違いしている人が一定層いるからです。こういう人たちは麻雀における読みは絶対の読みじゃないと実践で役に立たないと思っている傾向にあると思うのですが、可能性の濃淡の読みでも麻雀においては充分役立ちます。だから勝手に書いてないことを読んだりしないでね。
ちなみに上家は下図のような牌姿からの両面落としでした!
おまけ
染め手はその色の数牌がこぼれたらテンパイ率が高いと言われていますが、その色の数牌がこぼれた後に手出しで字牌が出てきた場合はチンイツ率がぐっと下がります。
理由を簡単に説明すると、数牌→字牌の順で手の中から切り出されるということはすでに手牌の形が決まっていた(のでスリムに構えた)ということですが、全体枚数に対してその色の数牌の割合が少ないため、(四麻の)チンイツはギリギリまで数牌を引っ張らないとテンパイしにくいこと、あとはチンイツで形が決まってたら通常はこぼれた数牌のマタギが通ることになるはずなんですが、そうすると待ち牌の候補があまりにも限定されて不自然だからとかですね。(これも可能性の濃淡の話であって、絶対ではないですよ)
これも実践譜を載せておきます。
マンズ染めをしている対面から7mがこぼれました。テンパイ率はそれなりに高そうです。
対面が1mをチーして発を切りました。
もし仮に対面がチンイツだとしたら「イーシャンテンで7mがいらない形ってどんな形なんだろう?そしてその場合は最終形は何待ちになってるんだろう?」って思いませんか?
ちなみにこの局はなんと僕の読みに反してチンイツが炸裂しましたw
いや、お前があがるんかーい!w
革新的な麻雀記事を投稿していけるよう頑張ります!!!