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批評

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記事一覧

シン・ヒョンチョル『没落のエチカ』より

私はいつも没落したものたちに魅了されてきた。人生のある曲折において、一瞬ですべてを失うも…

シン・ヒョンチョル「無情な神と愛の発明」(『人生の歴史』より)

ある価値あるいは制度の再発明を要請する人は革命的である。既存のものは偽りと、本物は別にあ…

シン・ヒョンチョル「ひらめの十全さについてー愛の論理学のための補足」(『悲しみに…

誰しもが欠如を持っている。恥ずかしさゆえに大概はそれを隠す。他の人々もしかりであろう。と…

映画『容疑者Xの献身』

(ツイッターと同時投稿) 久々に映画の『容疑者Xの献身』を観た。何度見返しても日本推理小…

笹原宏之『日本の漢字』(岩波新書、2006)

「日本の漢字」を扱う軽い読み物と見せかけて、実は「東アジアの漢字ネタ総網羅集」という膨大…

歴史学の話

(2020年1月24日・ツイッターのスレッド→2020年3月24日前のブログより転載) 現実の俺と、ツ…

AIと人文学

(2020年2月12日・ツイッターのスレッド→同年3月24日前のブログより転載) AIの登場に踊らされ過ぎてると思う。そこで人間はAIに負けとると思うで。 文学や人文学もAIが代わりにやってしまうんちゃうか、とか、いや人文学だけはAIには無理でしょう、とかも両方けしからんと思うし、そもそも俺そんなこと知らん。知ったこっちゃないよ。だからなんだよ。俺は俺がやりたいことやるよ。やかましいんだよて感じ 危機感感じたところでどうしようもない。AIが何もかもやれるような世界がくる

『るろうに剣心』の総合的批評ー実写版映画るろうに剣心最終章(The Final/The Beginni…

2020年3月24日・30日のツイッターのスレッドを転載(修正加筆済み) 0.  僕が日本史の大学…

「もののけ姫」かく語りき 暴力のオススメー網野善彦、石母田正そして藤野裕子ー(感…

「もののけ姫」かく語りき 暴力のオススメ:網野善彦、石母田正そして藤野裕子ー(歴史学の立…