個性あふれる小学生たち
僕は東京の蓮沼にある”自称”都内最大級の卓球場に勤めている、ケアリングコーチのほうせいです。
僕の卓球場では、16500円で週4回レッスン受け放題でコーチがついてる部活動のようなコースがある。
今日はそこに来ている子供たちの話。
一回のレッスンが2時間くらいあるこのコースでは、子供たちが飽きないように(レッスンが終わった生徒は1時間で空き出す…)、とにかくたくさんのレクリエーションを用意している。
例えば、子達同士で試合をさせたり、ダブルスをさせたり、卓球台を2つにくっつけて”2台卓球”という新たなスポーツをやったり、王様ゲーム、ボール繋ぎゲーム?、とにかくいろんなことに挑戦している。
こういう遊びをさせていると、子供たちは勝手に想像力を働かせる。遊びを本気で考えるようになる。本気になると考え出し、行動一つ一つに思考が乗る。ただじゃ転ばない大人になってくれたら嬉しいなと勝手に思っている。
そんな中で、以前子供たちにダブルスを提案してやってもらったところ、それぞれに個性が出ていて面白かった。誰かと一緒に協力するというのは、考えと考えが交わるということ。考え同士がぶつかるも共鳴するもその時次第。
4人中1人の男の子は自由奔放。「俺についてこい!」と言わんばかりのプレーで、わがままに見えてちゃんとペアの女の子をフォローしていた。組んでいた女の子も何とか合わせて形にはなってる様子。
もう一人の男の子は相談屋。ラケットで口元を隠しながらパートナーの女の子とこそこそ話している。4人ともお互いの特徴を大体は理解してるため、共有しダブルスに生かそうという試みだろう。これが大当たり。この男の子は他の3人誰と組ませても勝利をもぎ取った。(コロナもあってか口を隠すエチケット本当に最高!)
一緒に組んでいた女の子たちは、小学生の男の子の「こうしたい!」をうまくカバーしてる様子だった。大和撫子魂を感じた。
たかがダブルス。でも箱を開けてみたら子供たちが自力で考える仕組みがたくさんあった。
こうやって何かに挑戦する子供たちを見ていると、僕たちも無我夢中に熱中できるものや、自分を原点に戻してくれる空間が必要であり、それは一人一人形が異なるものかもしれないけど、確実に自分の中にあるものだと思っている。
だからこそ、小学生の時のような若さを持っていない僕たちのような大人が、自分の人生と真剣に向き合って挑戦していくことが、何より大切だと僕は信じていきたい。それが僭越ながら少しだけ先に生まれたものの”背中を見せる”ということなのかもしれない。
最前より、最高の挑戦を!
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