ずるい!という感情との付き合い方
人のことをずるい!って思うこと、ありません?
わたしはよくあるんです。姉に対して、職場の人に対して、有名な人に対して。
最近ずるいって思ったのは、同僚の人が娘さんのために休んだときです。娘さんはもう成人していて、働いてもいます。親と同居していたらそこまでしてくれることがあるのか〜ずるい〜と思いました。わたしは20歳以降は親元を離れて暮らしていて、ひとりでさみしかった気持ちをずっと根に持っています。
また、姉が親に褒められていたらイライラしている自分に気づきました。これはずるいという感情だな、と思いました。姉は嫌なことは一切せず、やりたいことだけやる、という姿勢で生きているとわたしは思っています。特定の組織に属さず、自由にやっています。我慢して会社員をやっていたわたしにとって姉は常にずるい存在です。
そんな「ずるい!」という感情との付き合い方。
いろんな面を見る
夫は他人をずるいと思ったことがほとんどない、と言っていました。そんな人いる!?と思いましたが、理由を聞くと「僕は物事をある一つの面だけで判断しないからね」だそうです。
どういうことかというと、例えば同じ職場で自分よりお給料の高い人が、自分より仕事をよく休んでいるとします。わたしはその人をずるいと思ってしまいます。夫はその人の普段の仕事内容や、仕事量、家庭での負担、健康のこと、抱えている悩み、といったいろんなことを総合すると、自分とどっちが「良い状態」かわからないではないか、というのです。
いつもいつも物事のいろんな面を考えるなんて難しいですが、試してみたい。
姉のことで考えると、姉は会社員はやってなくて楽かもしれないけど、安定したお給料はもらってない、とかでしょうか。
欲を見つける
ずるい、という感情のウラには、自分の欲が隠れている、と聞いて確かに!と思いました。そのことを教えてくれたのは、桜林直子さんです。サクちゃん(桜林直子さん)とスーさん(ジェーン・スーさん)がやっている「となりの雑談」というPodcastで、サクちゃんが話していました。
自分で自分の欲にフタをしてしまって、なにをしたいのかわからなくなった人は、ずるい、と思ったときになぜずるいと思うのか考えると良いです。
同僚の人が娘さんのために休んだとき、ずるいと思ったのは、わたしもそうしてほしかったんだと思います。高校を卒業しても親と住んでいたかったし、それを認めてほしかった。もっと頼りたかった。
ずるい!と思ったときはチャンスで、自分が何を欲しているかわかるときです。
自分の感情に気づいてうまく付き合っていきたいです。
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