歌友、ともだち。
短歌の世界ではよく歌友と言う言葉を聞く。
私も使う。
人によって異なるかもしれないが、
大体短歌と言う共通の趣味や好きなものがあっての友達、と言う意味合いだ。
しかしたまに思う。これと普通の友達との差異は?
確かにあまり歌友相手に恋の話や仕事の話をするとかはあまりやらない。ひたすら話すのは短歌の周辺話だ。
そのあたりにはうっすらだが線引きがある。
人によっては線引きがなきゃとてもとても!と言う人もいるだろう。
だけど私には現に何でも話す歌友がわずかだがいて、これはもう友達だよなー、とか思っている。
嫌なことではない。向こうに嫌がられたらちょっとショックだが。
また、昔だけど、ある歌人に「鈴木さんと僕は、友達じゃないですか」と堂々言われたことがあって、意外に嬉しかったことを覚えている。
あと私は「お姉さん」呼びしてる歌人さんが何人かいる。浜松のお姉さん、土浦のお姉さん、とか。大体短歌においても先輩で、年も上の女性歌友を敬意をもってこう呼んだりしている。本人はもちろん知らない(こんなところで暴露)。
ここで私が言いたいのは、みんな友達になろうよ〜とか友達を増やしたい〜とかではない。
歌友としてい続ける、これも尊い。ただたまーに短歌をきっかけに普通の友達が現れるのは喜ばしい、と思うだけ。
友達の形も色々あって良い。