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てがるに別世界へワープする


レイトショーがすきだ。

ただ、夜に映画館で映画をみるってだけのことだけど、なんだかとてもとくべつなもののようにおもってしまう。

夜にちょっとしたすきまのじかんをみつけたとき、そこにレイトショーがぴたっとはまるととてもうれしい。

きのう家に着いたのは18じすぎ。19じまえ。

家までの帰り道を歩いているとき、「あ!」とレイトショーを思いついた。

でもどようだし、人多いのはいやだな、とおもって、家から車で30ふんくらいのところにある穴場の映画館にいこうときめた。幸い家の車をきょうはだれもつかってない。よし!

映画がおわるのは23:40くらい。もうすっかり遅いから、家に着いたらそのまんま寝れるぞって状態がいいな、とおもい、家でお風呂にはいってから車に乗り込んだ。

いきの車を運転しているとき、さっきまでバイトをしていた世界やまいにち寝起きしてる世界とはいっぽくらい別の、ちょっとした別世界にすーっとはいっていくような気がした。

少ない明かりのなかを外灯を横めに車を走らせていけばいくほど、すーっと、ワープした。

もうこの時点でまんぞくしていたきがする。このワープのために、映画にいくと決めたのだ。なんの映画をみるかはそれほどだいじじゃない気さえしてくる。

とくべつにおもうレイトショーに、夜車を走らせていくのだ。あ、そうだ、レイトショーとおんなじくらい、車の中で聴くおんがくをとくべつにおもってる。

ひとりで車に乗っているときはとくにとくべつにおもっているかも。

このとくべつととくべつが重なったとき、すーっとワープできるところがある。いっぽちがうけど、ほぼおんなじのところ。

きょうもバイトだ。いつもバイトとバイトの間は家でだら〜んと過ごす。でも、きのうはレイトショーへいった。いつもより、きもちもきぶんも眠気もすっきりしている。

ワープすることを毎日に混ぜこむこと、ワープする方法がなにかをしっていること、わすれない!

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