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養生訓 巻六 慎病 鳳凰堂流解釈⑯

原文を現代文に改変
四月の内、夏月尤も保養すべし。霍乱、中暑、傷食、泄瀉、瘧痢の病、おこりやすし。生冷の飲食を禁止じて慎んで保養すべし。夏月この病おこれば、元氣減りて大いに勞す。

鳳凰堂流意訳

四月、夏は最も保養すべきである。

霍乱、中暑、傷食、泄瀉、瘧痢の病がおこりやすい。

生もの、冷たいものの飲食を禁止し、慎んで保養すること。

夏に上記の病がおこれば、元気、免疫力が減り、非常に疲れる。

鳳凰堂流解釈
江戸時代はクーラーや冷蔵庫がなかった為、とりわけ注意が必要でした。

現在も注意は必要ですが、夏よりも夏から秋にかけて、或いは秋口の風邪の方が注意が必要です。

なぜなら、夏に冷やし過ぎると秋へ気候が変化する際に身体がついていけず、思いのほか重症になるからです。

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