天星十二穴治雑病歌（５）

其三
曲池拱手取，屈肘骨辺求。善治肘中痛，偏風手不收，挽弓聞不得，筋緩莫梳頭，喉閉促欲死，発熱更無休，遍身風癬癩，鍼着則時瘳。（鍼五分 灸三壮）

曲池は手を交差して取穴します。肘を曲げて骨がある辺り。

肘中痛、脳溢血、脳梗塞等の後遺症で手が曲がらなくなった場合、弓を引くような動作で絞る音が聞こえないくらい力が弱い場合、筋肉が弛緩し過ぎて髪の毛が梳けない場合、喉のつまりで窒息しそうな場合、発熱が止まない麻風のような場合は、鍼すればたちどころに癒える。（鍼五分、灸三壮）

麻風で分からない人は麻疹、風疹で調べてくださいね笑

いわゆる急性の感染性疾患です。昨今騒がれているものの一種。

熱と血液の乾燥がある為、東洋医学では清熱（解熱）と疏風（気の流れ、神経の伝達範囲と速度の正常化）が主となります。

そして、１番大切なのは予防、養生。

これに罹患する場合は、

精神的に落ち込んでいる人
我慢しきれず疲れ切った人
肌を清潔にしていない人
肌を清潔にし過ぎて皮脂がない人
外用薬の塗りすぎ
辛味の過食
生臭い魚の過食

ですので、この辺に注意する事が大切です。