養生訓巻第一 貝原篤信篇録 総論上 ⑫ 鳳凰堂流解釈
養生の害には二つある。
元氣を減らす事が一。
元氣を滞らせる事が二。
飲食、色欲、労働をやり過ぎれば、元氣破れて減る。
飲食、安逸、睡眠をやり過ぎれば気が滞り塞がる。
耗と滞とはどちらも元氣を損なう。
心は身の主体である。静かにして安からにしておくべきもの。
身は心の使いである。動かして疲れさせるべきである。
心安らかに、静かなれば、国では天君が豊かで、苦しみなく楽しむ事と同じである。
身体を動かして疲れれば、飲食や睡眠による滞りで凝る事がなくなり、血気巡るので病がなくなるのである。
鳳凰堂流解釈
心身の優先順位は、1心、2身体。
但し、自分の心は自分では分かりにくいので、アプローチの始め、第1段階は身体、第1段階の最終目標が自分の心を知る。
養生の過不足は自分の心が適正に判断できるようになれば、自ずから解決します。
解決できない場合は、過去や今を振り返るきっかけです。
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