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養生訓巻第一 貝原篤信篇録 総論上 ㉙鳳凰堂流解釈


[原文を現代文に改変]
世の中には、富、貴金属、財産、名声を貪り、人にへつらい、仏を盲目的に祈り求める人が多い。

しかしながら、その結果本当の益を得る人はいない。

無病長生を求めて、養生を慎み、身を保とうとする人は稀である。

富貴財禄は外にある。求めても天命なければ得難い。

無病長生は自分自身にある。

求むれば得易い。

得難き事を求めて、得やすき事を求めないのはなぜだろうか?

愚かなものだ。譬え財禄を求め得ても、多病にして短命なれば、何もならないのに。

鳳凰堂流解釈
この点に関しては、完全に同意しています。 
自分でできる事や自分の心の中を知らないままに生き、死んでいく。
動物の方がまだ素直です。
財産や保険があれば、更に不安になり、お金が必要になる。
生涯賃金とか言って、安心を盾に不安を煽る。

自分を確立する事で、死ぬ覚悟ができれば、今死のうとも遺すものなく、朝目が覚めた時に感謝できます。

全ての人がこの心境になれるとも思いませんし、なれとも思いませんが、

健康、人の生命の根本も孫子の言われた

知彼知此百戦不殆に準じます。

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