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養生訓 巻第七 用薬 鳳凰堂流解釈㊵

原文を現代文に改変

生薑は藥一服に一片、若し風寒發散の劑、或は痰を去る藥には二方を用ゆべし。皮を去るべからず。

かわきたるとほしたるは用ゆべからず。或曰、生薑補湯には二分、利湯には三分、嘔吐の症には四分加うべしと云。是生なる分量なり。

鳳凰堂流意訳

生姜は薬一服に一片、もし風寒発散剤或いは去痰剤であれば二方を用いる。皮はそのままで使う。

乾燥したものや干したものは使わない。

生姜は、補湯には二分、利湯には三分、嘔吐には四分加えると書いているものもあるが、これは生の分量である。

鳳凰堂流解釈

この辺りの区別は自分で体験していないので、今後の課題です。

分量の加減に関しては、鍼では置鍼時間によりますが、鳳凰堂では5分、10分、20分を目安にし、呼吸の補泻、皮膚の膨張・収縮の補泻と組み合わせています。

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