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043_『036 Pleasure Life』/ dumb type

ICCにて特別上映中のdumb type作品。
dump typeの作品を初めて観たのも確かこのICCだた記憶。観た作品は『S/N』。

ICCの2,30人しか座れないくらいの上映ルームはdump typeの作品と心無しか似合っている気がする。今回観たのは、記録されている中でおそらく一番古い映像作品であろう「036 Pleasure Life』。

まさに、dump typeの原点といった作品。コンセプトが圧倒的に先行しており、物理より理念、作品そのものがそれに追いつけていないという印象。

結果的に冗長かつ睡魔を呼び起こす作品。例えるならカミュの『転落』にも通じるような古典的テーマを、前衛的に表現したかのような。

兎にも角にもこの作品が1986年に存在していたという事実だけは衝撃的。

すべての事変はここから始まった。



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