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病院で働けない看護師が訪問看護師になる?・・・なんてジョーダンじゃない(怒)

出勤前のおいぬ。
隠れているつもりなのでしょうか・・・

「ごはんをくれるまで立てこもってやる」の図。

この後あっさりごはんに誘われてハウス。
出かける時には静かに見守ってくれます。(毎日の日課)

さて、、

病院で働けない看護師が訪問看護師になる?

・・・という話は、とある管理者向けの研修を受けた時に出た話題ですが、

もちろんそんなわけはなく。

講師の先生が病院関係者の方と話していた際に言われた言葉だったそう。
当然先生は「そんなわけない!」とめちゃくちゃ腹が立ったエピソードとして話してくれたのでした。

私自身、「せっかくやり直すなら・・・」と選んだ訪問看護でしたが、

めちゃくちゃブランクがあるなか就職してみて「そんなわけない!」を実感したのでした。。

「コミュ障」ではお宅に入れていただけない

当然ですが。。

限られた時間の中で1対1のコミュニケーションがこれほど求められる仕事もなかなかないな。。

と日々日々実感しています。

「今まで色々な仕事をしてきましたが、全てにおいて『人と関わる仕事』を選んできてよかった。。」

入職当初から密かに思っていました。

臨床経験もある程度大切ですが、何よりも「受け入れていただく」=「信頼していただく」ためのコミュニケーション、接遇が非常に求められます。

正直、臨床経験がとても長い看護師さんに接遇やコミュニケーションの指導をするのはかなり気が引けますが。。

でも、在宅でコミュニケーションの失敗は「もう来ないでください」と拒否されてしまう結果になるんです。

何かを提案したいならまず受け入れていただいてから

これ、営業職とか販売系、接客業の方でしたら当たり前のお話だと思うのですが

『専門職』というのはその肩書きだけで『受け入れてもらえる』と勘違いしがちなのでしょうか。。(一部の人ですが)

「初めまして」の段階から「指導的な関わり」「指導的な物言い」をしてしまう看護師さんもいらっしゃるようです。
(幸い一緒に働いている方の中にはほとんどいないですが)

・・・で「あの人は物言いがきつい」「上から目線でなんか腹が立つ」

結果「他の看護師さんに替えてほしい」ということに。。

入り口で誤解されて提案を受け入れてもらえないのはもったいないですよね。

訪問看護師の「お客さま」は看護師を「お客さま」として捉えている

訪問看護の場ではお客さまを「利用者さま」と呼びますが、おうちに入れていただく立場上、
「利用者さま」にとっては私たち訪問看護師をはじめは「お客さま」として捉えている方がほとんどです。

実際、お茶を出してくださったりする方もたくさんいらっしゃいます。
(いただけないのが心苦しいですが)

「お客さま」として捉えているというよりは「家に人を入れるなんて・・・」「この人はうちに入れても大丈夫かな・・・?」と不安を感じている方もたくさんいらっしゃると思います。

そんな気持ちを抱えている方へ、病院に入院している患者さまと同じような接し方をするなんて・・・というわけです。

病院では病院のルールや治療・ケアの流れが決まっているように

利用者さまのお宅では利用者さまのルールや日常生活があるのです。

結論

「病院でコミュニケーションがうまく取れなければ訪問看護でもコミュニケーションはうまく取れない」

・・・というわけです。
病院と在宅の看護は役割と入口の接し方(信頼関係の築き方)が違うだけで、コミュニケーションの大切さはどちらも同じくらいとても大切ですよね。

社内研修の場で伝える時も実際の訪問で利用者さまに関わらせていただく時も

  • 第一印象(利用者さまからどうみられているか、信用していただくためにどう接するか)

  • 話し方、態度

  • 聴き方

を特に大切にしています。

コミュニケーションのスタートは「まず相手の想いを聴くところから」

相手の話を聴かないことには何もはじまらないですよね😅

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