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【小学部】テーマ授業 音楽編を実施しました!

小学部では、2学期にテーマ授業「音楽編」を実施しました!
今回は、全3回にわたる授業の内容や子どもたちの様子についてレポートしていきます。

1学期は、地球編を実施しました。ぜひこちらもご覧ください!

音楽編とは?

 今回は、音楽をテーマに、その起源にまでさかのぼり、そこからどのように進化していったのか?音楽がなぜ、これほどにまで世界中の人たちに親しまれるようになったのか?そういった問いに触れながら、授業を通して、音楽とは一体何なのかという本質に迫っていきます。

第1回 音楽の起源

まずはじめに「音楽クイズ」を実施しました。みなさまよくご存知の、ポップス、ジャズ、クラシック、レゲエ、ヒップホップなどを例に出しながら、音楽の世界に入り込んでいきます。

そんな音楽ですが、一体どのようにして生まれてきたのでしょうか?
実は、そこには「宗教」が関連しています。遡ること4000年前。この時代は神を崇めるために音楽が存在し、神と交信するための手段として音楽を用いていたそうです。

第2回 音楽が大衆に広まったワケ

2回目の授業では、「どのようにして音楽がこれほどまでに広まったのか」を、社会的背景をたどりながら探っていきます。

例えば、1880年代には「蓄音機」が誕生します。それまでは音楽を聞くときは、生演奏でしか聴くことがなかったものの、この発明がきっかけで、音楽がたくさんのひとに広まっていきます。

そこから凄まじい勢いで技術が発展し、YouTubeやApple Musicなど、インターネット上で手軽に音楽を楽しめるようになりました。先人のたちの発明に感謝するばかりですね‥

そしてこの授業では、そんな先人たちのように、私たちも実際にスピーカーを作ってみようということで、手作りスマホスピーカーを作成しました!

こちら今回参考にした動画になります!
もし興味のある方は、ぜひご家庭でも使ってみてください!

第3回 音楽×◯◯のかけ算

音楽編ラスト回は、音楽とさまざまな分野との掛け合わせを紹介しました。
例えば数学とのかけ算でいうと、音階があてはまります。

音楽の授業などで何気なく使っている「ドレミファソラシド」は、実は数学者であるピタゴラスが発明しました。
彼は、弦を使って弦の長さを変えながら心地よい音階を作ったと言われています。

授業では、宇宙・戦争・権力・数学の4つの分野を紹介したのですが、他の分野とかけ算してみると、新たな発見があるかも?ぜひ興味のある方は、ぜひ一緒にお子さまと考えてみてください!

最後に

 全3回のテーマ授業を通して、これまでの音楽の歴史をさかのぼりながら、音楽とは一体何なのかを考えてきました。そして、この授業の中でお伝えさせていただいた、私たちなりの答えは、ずばり音楽とは、”人生を豊かにする” ものである ということです。

 ”人生を豊かにする” とは、「自分の人生を自分らしく歩んでいくこと」
そして「自分の人生を自分らしく歩んでいく」ためには、等身大の自分を知り、それを表現できる手段があるかどうかが大切です。つまり、自分の好きなこと、ワクワクするものからはじまる問いを大切にして、それを人生をかけて表現していくことこそ、豊かであると考えています。

 そしてその手段の一つが、「音楽」であると思っています。手段はひとそれぞれだと思いますが、何よりも伝えたかったこととしては、「好きなことは信じ続けてほしい」ということです。

 ひょっとすると、子どもたちもそろそろ思春期に入り、「好きなことなんかない!」というお子さまもいらっしゃると思います。特に、周囲からどう思われるかを意識しはじめる時期だからこそ、「自分の好きなことを信じ続けてもいいんだ」と思ってもらえるような授業を実施させていただきました。

 授業のメッセージとともに、最後に「みんなの好きなこと、ワクワクすることは何ですか?」という問いを子どもたちに投げたところ、彼らなりに一生懸命に自分の好きなことや、ワクワクすることに向き合う姿勢がみられました。

以下、実際に出た子どもたちのコメントです。

「音楽と絵をかくのが好きだから、しょう来は、音楽作ったりとか、絵をかいたりとか、そういう事したいなあ・・・と思っている」

「自分の好きなことにいろいろ言われても、自分が好きなんだからいいんだと思いました。これからも、好きなことをやり通そうと思いました。」

「音楽のことをもっと知れた。自分が好きなことをするのはいいことだと思った。」

 このように、今後も子どもたちにはたくさんのメッセージを授業を通してお届けしていきます。
テーマ授業は、3学期も実施予定です!お楽しみに!



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