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庭の除草

こんにちは。
今日は先日初めてシルバー人材センターさんに庭の除草を依頼したことについて書いてみたいと思います。

外注のきっかけ

もちろんシルバー人材センターさん(以下:シルバーさん)に頼むことになるなんて思ってもみませんでした。きっかけは(私の心のメンター)ワーママはるさんです。

はるさんがたびたび紹介しているその団体の存在は前々から知ってはいましたが、まさか自分が利用する…いや、させてもらう日が来るなんて思ってもいませんでした。

そして聞いてみるだけでもきいてみようかな?と思ったのは、私の知人の会社で、駐車場兼空き地の草刈りをシルバーさんに頼んだら、以外と安価で良かったというのを聞いたからです。私はすぐさまアンテナにひっかかりました。
やるか、やらないか、とりあえず見積りだけでもとってみよう。

行動にうつす

さっそく電話をしてみました。
電話ではまず、依頼の内容、大体の面積を聞かれました。
そして、センターからは作業する方の一人当たりの時給、交通費、その他に除草した雑草を廃棄する場合に必要な道具(軽トラ)の費用などです。内容は明確なものでしたが、どのくらい時間がかかるものかわかりません。その日のうちに現地をみて再度見積もりしてもらうことになりました。
すると、センターの方が現地をみて「結構な感じですね~土もちょっと硬くなっている。(掘って見せて)2名でもいいですか?」と。私は2名だろうが3名だろうが時給は変わらないし、人数が多い方が早く終わるのでかまわいませんでした。「1日で終わるか、やってみないとわからないけど、あとはその時の相談でどうでしょう?」といった感じでした。私もやってみないとわからないと思ったので、夫にも相談して連絡するということで、その場は終わりました。
その晩、夫に昼間の説明をしたところ、即答で「頼んじゃおう!」となり、同じ意見で良かったと思いました。これが、ちょっと高いとか始まったらまた、先延ばしになってモヤモヤする(笑)

今までの経緯

この家に引っ越してから、最初の年は家庭菜園にいそしみました。
ミニトマトやピーマン、枝豆、かぼちゃバジルなどハーブ類もつくりました。人通りに沿っては、チューリップ、カスミ草やラベンダーなんかも植えました。あと、土いじりってやっぱりいいなぁとも思いました。
二年目にはハッカも植えてみました(これはのちに増えて増えて大変なことになる)あと、秋にニンニクを植えて、翌年は小さいながらも収穫して楽しんでいたのですが、だんだん手入れはしなくなってきました。
その理由は、私がもともとマメな人間ではないことと、他にやりたいこと、やらなきゃいけないことがあり、後回しにしがち。おおざっぱな性格で、植えっぱなしみたいなところがありました。また、畑の土はもとの持ち主が庭木などを植えていて、購入した段階で、全て除去してもらったのですが、菜園向きの新しい土を入れ替えるのではなく、ただ掘り起こして整えてもらっただけの土でした。整えてもらった直後は土も黒々していていい感じに見えましたが、表面的なものだったのです。なので、春になると雑草がひょっこり、そのうちボーボーになってくる。ただ、私は根本的にめんどくさがりなので、気が向いたときに少しだけ手入れする程度でした。一応農家の娘だったんですけど、娘というだけで、特段あれこれ知ってはいない、手伝いすることはありましたが、(いくらか強制的なのが)好きでしたことはないです。
案の定、荒れ地になるのはあっという間でした。
三年目は、草がボーボーで野菜類は全然育てる環境にありませんでした。毎年春になると、チューリップやスイセンが勝手にあちらこちらで咲いている感じでした。その後はスギナの大群。あと、どこからともなく種が落ちて、タンポポやアカザ、オオバコあと名前もよく知らない雑草たちがどんどん背比べする。それに、通りに面しているので、散歩など通行人がジロジロ見ていく様子が窓から見えるのが、ちょっとしたストレスでした。
除草剤を撒くという話も春になると一度は出ていたのですが、なんだか私はそれが嫌でした。その場しのぎかなというのと、撒いた後の枯れた雑草を処理しなくては荒れ地のまま。あとこんな荒れ地になった今でも、家庭菜園への憧れがあり、本当は素敵な庭にしたいという願望が捨てきれずにいました。なので、安易に除草剤を撒くことによって、土にどんな影響があるのか、よくは調べなかったけど、”毒”を撒いてるような気がしていました。へんなこだわりがあったんですんね。

自分で除草

4年目からは、何かを植えることはなくなってました。
20センチくらい伸びたスギナを除草…ミニ万能ホーで土と根元部分を刈るという作業を年に2回ほどしました。まず、利き手は棒になります。肩や腕は筋肉痛におそわれますし、脚もやられる。しゃがんだ状態で勢いよくかっちゃく作業は早いが雑でした。とりあえず、背の伸びた雑草が横倒しになって、高さを失うので、それだけでもカーテン越しに見える景色はちょっと変わりました。ただ、一度刈っても、雨と好天で次のスギナや他の仲間が出てきました。横倒しになった雑草たちは数か所に集めたけど、そのまま放置だったので、枯草の山となって、また私の目を汚す。これが2・3年繰り返されました。そしてとうとう、自分で除草するのも嫌になっていました。

アスファルト計画


これまた、以前から出ていたアスファルトを敷くという計画。多少費用が掛かっても仕方ない、毎日荒れ地を見るよりは思い切って埋めてしまおうと。夫は、土いじりは全然しないので、当初から私に任せるといっていたので、活かすも潰すも私次第でした。
意を決して見積もってもらいました。ですが私たちが想定する倍の費用だったことに驚き、今はあきらめるしかないという結論に至りました。(私はちょっとやってもらう方向でもいいかなと思っていました。ストレスから永遠に解放されるなら。ですが、夫が…となったのです。)

そして今年、本当ならアスファルト工事が進んでキレイになってたであろう畑に、容赦なくスギナをはじめとする雑草の皆さんが次から次へとおいでになる。
仕方ないので、のっぽさんたちだけでも時々抜いていました。

いよいよ実施


毎朝カーテンを開けると雑草畑が…もう少しでおさらばだ(嬉)

さっそく翌日、電話で実施の依頼をしました。

あー楽しみ~これで毎朝、カーテンあけてもあの雑草畑から解放される!!
いつかなーいつかなー
今日かなー天気いいから今日かな…(こない)
今日じゃないな、雨だから(こんな雨の日にはやらないよね)

でやっと連絡がはいりました。しかも依頼してから一週間後。
そのシルバーの会員さんから直接でした。おばあちゃんでした。(声の感じが80歳くらい)自宅の留守電にメッセージが残っていました。

「シルバー人材センターから除草で頼まれてます○○です。明日、行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。私ともう一人△△さんと一緒にうかがいます。ご都合よいかご連絡いただけたら、シアワセです。」

(多分そこは幸い(サイワイ)じゃないかな)
それに気づいたのは夜九時半過ぎ、折り返すには遅い時間。しかも、電話のナンバーディスプレイが故障してるので(今の時代、ほとんどが携帯にかかってくるので修理の必要性を感じていなかった)連絡先は不明です。どうしてあの見積時、携帯電話の番号を伝えなかったんだろう。明日、開所時刻になったらセンターへ電話してみるしかないと思いました。

そして翌朝六時半過ぎのこと、その○○さんから電話があり、今日実施したいと思いますが、いかがですかとの電話でした。高齢者は朝が早い(笑)
でも、待ちに待ってたのでお願いしました。
そして、8時前には到着してました。手慣れた感じで準備してさっそくはじまりました。
私は仕事でしたが、夫が休みを取っていたので、何かあったらお願いしました。

クオリティの高さに驚き

夕方に「今日全部は終わらないみたい」と夫がラインしてきました。「なんか、土が硬いみたいだよ」って。
私は、背の高い草だけでも抜いてくれるだけで充分だと思っていました。
 (その途中経過を写メしてこない夫…ま、いっけど)

そして仕事が終わり、帰宅すると、なんと、すごい…すごーいい!キレイ!我が家じゃないみたい!!プロです!
ようはものすごく感動したのです。

やはり17時までには終わらなかったけど、あと半日かからないくらいできれいになるというので、夫は明日の午前中まで頼んだとのことでした。

翌朝、8時前に二人はみえました。
私は、○○さんにこんなにキレイにしてくださって嬉しいとやや興奮気味で直接お礼を伝えました。
今日は私も夫も仕事なので、先に確認のサインを済ませ、お願いして出かけました。

そして夕方帰宅すると、すっかりきれいになっていました。もう本当に感動しかありませんでした。どうしてもっと早くにお願いしなかったんだろう。いや、その後悔よりも嬉しさの方があって、夜、暗いのに何度もカーテンを開け、眺めていました。

シアワセです

郵便受けには、今朝サインした「履行確認書」と一緒にメッセージが挟まっていました。
○○さんが書いたものでした。達筆で書かれていたことに感動しました。頼んで本当によかった。気持ちが温かくなりました。
あの前日の留守電のメッセージにサイワイです、ではなく”シアワセです”と残してくれていたことを思い出しました。


自分だけでなんでもやろうと思わないで、人を頼ってみるとか悪くない。
また、そういうことで、世の中がまわり、出会える何かもあるんだ思いました。
すごくきれいになった庭を見て、また何か植えてみようかなとちょっとだけ企んでもいます(笑)まだ、わからないけど。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


※恐れ多いと思いましたが、この下にその時の○○さんの手紙と今回の請求書と内訳を載せました。(プライベートな部分は隠してます)
興味のある方は有料で良ければご覧ください。



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