養命酒、もっと美味しくあれ 4/17
去年の、たしかこれぐらいの時期から、平熱を上げようと奮闘しはじめた。
平熱は高いに越したことがない。エネルギーを消費するので痩せやすい、病気になりにくい、美容にいい、寒さに強くなる(?)、とかそんな感じらしい。
ところが僕の平熱は35.5℃ぐらいで、たぶんかなり低めなので、病気にならない以外のステータスは喉から手が出るほどほしい。なんか体だけは強くて病気にはほとんど縁がないから、それは必須ではない。でもさらに強くなれるというならやぶさかではないよ。
そういうわけなので平熱を上げる施策として、夏でも靴下を履いて寝る、長風呂する、自宅でもスリッパを履く、朝はなんか温かいものを飲む、などをやった。
その一環で、養命酒を飲むと体温が上がると聞いて、買ってきた。
僕がまだ保育園に通ってたころ、おじいちゃんが養命酒を飲ませてくれたことがある。そのときは「甘くておいしい!」と思った。ずっとその記憶が頭に残っていたので、甘いものは相変わらず好きだし、甘くて美味しいのにさらに平熱が上がるなんてサイコー!と期待しまくっていた。
全然おいしくなかった。甘いのは記憶どおり。でも漢方の味が全然ごまかせてない。辛いものを食べて水を飲むとカプサイシンの溶けた水が舌にまんべんなく広がるから余計辛く感じる、というやつの漢方版を養命酒は自らやっている。漢方もシロップにしたら飲みやすいでしょ?なんて顔してやがるなこいつは。
幼いころはまだ味覚が育ってないから「甘い=うまい」という雑な評価だったのかもしれない。魯山人が「旨いは甘い」と言ったそうだけど、もしかして子供舌か?あとおじいちゃん孫に「美味しいよ」の感じで飲ますな。
とはいえせっかく買ったので、好きじゃなさすぎてかなりサボったけども、半年以上かけてこのたび完飲しまして、結果といたしましては平熱が少し上がってるぽい。
しかしこれが養命酒だけのおかげかというと甚だ疑問である。先述した靴下・長風呂・スリッパの施策はすべて継続しているし、何なら最近は生姜のサプリも飲み始めた。ショウガオールという成分が体を温めるとのこと。
別に高いものでもないし、平熱アップの一端を担ってる可能性も十分にあるのだけど、とにかく飲むときに気合を要するから次を買うのに躊躇している。養命酒、もっと美味しくあれ。
この表題が養命酒製造株式会社に届いて社内で悪口など言われませんように……
養命酒製造株式会社 ← これ本当にこういう社名だよ。渋いね。
以下、今週の昼食のレビューです。
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