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[AppSheet]家計簿アプリ作ってみた

今回はノーコードアプリのAppSheetを使って、我が家の家計簿をスマホアプリで入力できるようにしてみました。AppSheetを使うのは初めてでしたが、結構簡単に作ることができました。

そもそもの始まりは

2019年10月頃から、ノンプロ研でプログラミング等の勉強をしています。

ノンプロ研の7月の定例会は、「結集!ノーコードアプリ開発プラットフォーム」という内容で、AppSheet、PowerApps、Glide、Bubbleといったノーコードアプリ開発プラットフォームの概要について学びました。
定例会のレポートはこちら。

私はプログラミングの勉強はしていますが、Webアプリやスマホアプリのようなものが作れるところまでは至っていないですし、正直言って苦手な部類です。なので、比較的簡単にアプリを作れるツールは気になっていました。

定例会での話を聞いて、スプレッドシートで運用している我が家の家計簿の参照・入力をアプリで出来るのではないかと思い、やってみました。

現状の家計簿の課題

家計簿は下のようなスプレッドシートで運用しています。(店の組み合わせで住んでるとこバレそう)

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1ヶ月毎の集計は別シートでやっていて、月毎の支出を把握している感じです。A列~D列、F列を手入力し、E列は数式で計算するという簡単なものです。

日々の家計簿の入力は嫁がやっていて私は月末に合計を確認するくらいですが、あまりスプレッドシートに詳しくない嫁が直接編集しているため、なぜかシートが崩れたり、合計(残高)を出している数式が消えたりする現象が起きます。そして以下のようなやり取りが発生します。

嫁:「なんかシートがおかしいんだけど~」
私:「何かやった?」
嫁:「何もしてないけど、なんか勝手におかしくなってる」
私:「そう、分かった。直すね」(心の声:絶対なんかやってるよ。。)

というわけで、入力フォームみたいのが欲しいなーと思っていた今日このごろでした。最近勉強を始めたばかりのGASでできたりするのかな?と思っていましたが、定例会でのデモを見て、スプレッドシートからAppSheetでアプリを作ってみようと思いました。

AppSheetでアプリを作成する

さきほど紹介した定例会と前後して、ノンプロ研主宰のタカハシさんが書いているブログ「いつも隣にITのお仕事」にAppSheetについての記事が連載されています。それを見ながら作成しました。

ただし、使用するデータベースは当然違うので、設定内容が連載記事と違う部分もあります。家計簿のデータでのアプリ作成手順の詳細は別記事にまとめています。

AppSheetで作成した家計簿アプリを使ってみる

以下のやり方でスマホにアプリをインストールします。

インストールした家計簿アプリを起動すると、ブラウザで見ていたAppSheet画面の右側に表示されていたのと同じものが表示されました。

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いかにも新規登録っぽい+マークがあるので押してみると、詳細画面が出るので内容を入力します。ここでは100円のおにぎりを買ったことにします。(いまどき100円じゃおにぎり買えないですが。。)
日付選択はちゃんとカレンダーみたいな画面が出てきて、タップするだけで設定できます。種類もスプレッドシートに設定されている入力規則通りに選択するだけなので、文字を打ち込むのは内容(おにぎり)と金額(100)だけです。

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Saveを押すと一覧に戻ります。今入力した「おにぎり」が追加されています。

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右上の更新マークっぽいやつのオレンジの①は数秒経つと消えてスプレッドシートが自動更新されますので、スプレッドシートを見てみます。

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ちゃんと行が追加されていて、100円のおにぎりが入力されています。合計(残高)の数式も自動的に追加されていました。素晴らしい!

まとめ

今回はデータベースがかなり単純な家計簿だったのもあり、簡単にアプリを作ることができました。設定などは一部ブログなどを見ながらやりましたが、カスタマイズ関係は何も見なくても直感的にいろいろ試していい感じにできました。

注意点としては、設定を変えた時に「SAVE」ボタンを押すのを忘れると、スマホ画面イメージを更新しても変わらないということです。(これに気づかずに小一時間ハマった)
あと、スプレッドシートに余計な列や文字が残っていると悪さをすることがあるので、アプリに必要ない行や列は削除しておく方が良さそうです。

メインの使用者になる嫁のスマホにもアプリをインストールしてもらい、実際に入力してもらいました。スマホは画面は小さいですが、入力する情報自体が少ないのと、スマホの予測変換のおかげでそんなに打たなくても入力できてしまうので、だいぶ楽になったようです。
何よりも、家計簿をつけるのにわざわざPCを起動しなくても、スマホでサッと登録できるというのが一番のメリットのようです。(今までは何日かレシートを溜めて、まとめて入力していた)

AppSheetで作るスマホアプリの見た目はあまりカスタマイズできないようですが、画面はシンプルで入力もしやすいです。

今回の家計簿アプリでAppSheetでの大体の流れは把握できたので、また何かアプリ化できるネタを見つけて作ってみたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。