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『氷の城壁』第8巻購入・紹介・感想(その1)


ネタバレ多少有りますのでご注意を!!


今回は第8巻についての感想等になります(ただし今回は余談多数)。
第1巻から第7巻まで、これまで書いた感想等は、マガジン化していますのでこちらをご覧ください。


トップ画像ですが、第8巻のカバーイラストがつっこちんだったので「月」を映したものを採用しました。
この画像は2017年8月に秋田県大仙市に一人で豪雨災害復旧のボランティアに行った際に設営した、市郊外の太田地区にある横沢公園キャンプ場の公園から撮影したものです。キャンプ場というよりはキャンプ適地という感じで、当時は無料で宿営できました(現在は1日500円らしい)。
このときはボランティアセンター(ボラセン)が設けられた刈和野駅近くの大仙市西仙北支所前のエリアで1日半ほど活動しました。大仙市内とはいえ、平成の大合併で大曲市といくつかの町で合併している関係で、横沢公園から集合場所のボラセンまで約30kmほどあり、大曲中心部を通らないルートで行けるためクルマはほとんど走っておらず、ちょっとしたツーリング気分(このときはオートバイ)で集合場所まで快走しました。もっとも当日は暑く、日中の最高気温は35℃の予報がでていたと自分のメモにあります。なお集合場所から活動現場までは10km弱はあったと記憶しています。


しばらく前にこれを下書きとして作成していましたが、2024年1月1日に令和6年能登半島地震 が起きました。お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、ケガされた方の一日も早い快復と、避難された方が通常の生活に戻られることを願っています。
なお自分のボランティア参加ですが、四輪にスタッドレスタイヤを持っていないので、支援に行けるとしても、早くてGW前なのかなとはおもいます。能登半島には35年くらい前から何度か行ったことがありますので、なんらかのお役に立てればとは思っています。
あとちょうど元日深夜から朝にかけて、BS朝日にて一挙放送されたばかりの『スキップとローファー』の主人公の美津未ちゃんが高校にはいる直前まで住んでいて、夏休みや正月休みには帰省するふるさとでもありますし・・・


話題を本来のものに戻して、なぜつっこちんがこの巻の表紙となったのかについて、自分がおもったことから書き始めます。つっこちんはこの巻の前半部分しかでてきていないにもかかわらず、なぜ表紙なのか?
結論からいうとこの巻単独としては、今までと比べて結構読むのがつらい巻となっているからだと考えます。この巻の主だったところをいくつか挙げると、桃香の大攪乱とそれに対するこゆんの想いと気持ちの出し方、ヨータがケリをつけるのと美姫の対応と感情の揺れ動き、そして最後にはミナトの誤ってしまった言葉の出し方などの場面などをはじめ、心揺さぶられまくりです。
ということで、みんなが共感できるつっこちんを表紙にして、その辺をやわらげようとしたのではないかと思います。もちろん桃香の表紙なんて辛すぎますし、ヨータと美姫の表紙でもそこそこ辛そうです。

あとタテヨミと比べて少し残念だったのが、ヨータを中心としてつっこちんとこゆんと3人でしゃがんで線香花火をしているイラスト調のコマが、単行本ではより小さめなコマで描かれていたことです。
心を揺さぶられるシーン多数のこの巻では、数少ないほっとするかわゆいコマですが、ストーリー的には別段重要な意味がない場面転換の冒頭のコマなので、単行本化にあたってはちょうどページも変わることもあり、そうなっているのはわかるんですけどぉ・・・
もっともこのコマ割りは、横組み編集プロさんが基本的に提案されたことかとおもいますので、阿賀沢先生の問題ではないとは思っています。

第7巻についても書き切っていないので後日追加しようと思いますが、第8巻の発売からそろそろ半月がたちますので、とりあえず総評を中心に書いておきます。細かいところは(その2)以降で触れていく予定です。
なお第9巻の発売日がすでに2月2日と公表されています。


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