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我慢する力こそが成功の基礎の基礎

技術の習得は難しいものだと考えられている。それ事態は確かにそうだろう。複雑で長大な事柄を自分の身体に染み込ませるという事は生半可な事ではない。

しかしながら、技術の習得は人間という高度な知能を持った生き物ならばスペック的に可能である。技術習得に必要なスペックは多く人が有している。

それなのに、必要スペックに適っているのに技術習得に失敗してしまう人は多い。何故か?

技術習得には、技術を理解する知能と技術を実践する体だけでなく、技術習得の過程で受けるストレスに耐える精神も必要だからである。

これこそが技術習得だけでなく、あらゆる困難を乗り越える為に必要な能力なのである。

我慢強さ、継続。物凄く地味な能力であるが、これがなければ大概の事は叶わない。人が一日にできる事なんてたかが知れているし、精神的負荷に耐えられない行為は実践すらできない。

この要素によって、スペックはあるのに何も技術を持っていない人が存在し、逆に平均以下の能力なのに立派な技術を保有している人がいる。

我慢強さと継続は美徳である。これを自分の利益になる方向性で発揮できれば上手くいくことは多い。

厳密には我慢強さ一点が大事と言ってもいい。我慢ができないから継続ができないのである。ストレスに耐えきれないから昨日やった事が今日できない。

我慢強さ。それこそが成功の基礎の基礎である。

じゃあ、我慢強さってどうやって鍛えるの?って話になるのだが、もうこれは苦しみを日常的に摂取するしかない。我慢を日常的に意識的に取り入れるしかない。

人は何事にも慣れようとする生き物だ。だから、適度な負荷であれば人は強くなる。筋肉や脳と同様に我慢だってそうだ。

「若い内の苦労は買ってでもしろ」なんて言うつもりはない。これは、場合によっては悪意のある人間に都合良く使われてしまうかもしれないからだ。

だが、自分の為に自分を苦しめるような訓練は必要だと思う。筋トレやジョギングを通じて苦しみを摂取してもいいだろう。そうすれば同時に筋肉も鍛えられる。肉体が元気で我慢力による継続力があれば鬼に金棒だろう。

面倒な事に、世の中というのは良い物を獲得する為に好きでもない物を摂取しなくてはいけない事が多いようだ。

やりたい事だけで生きていければいいのだが、やりたくない事を避けてばかりいると、余計にやりたくない事が襲ってくる。

弱い者。意志薄弱な者。そういう人間に不幸な飛びかかる。

だからこそ、毒を制する為に自分を鍛える程度の少量の毒を摂取するというのは大切だ。

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