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疑心暗鬼をなくす方法

疑心暗鬼になる理由はなんだろうか?不確定要素が多い、分からないことが多いとかそんな感じだろうか。つまりは、何を信じていいかが分からない状態だから疑うことしかできなくなる。

だが、不確定要素が多くとも、分からないことだらけでも、不安に思わず疑問にも感じない状態だってある。

それは、知らないこと、分からないことがあってもリスクにならない場合。受験しない大学の試験問題が分からなくても別に気にならないし、持ってもない株の将来の動向が分からなくても全然問題ない。

つまりは、リスクを抱えている問題なのに「不確定要素が多い、もしくは分からない事が多い状態」だからこそ、人は疑心暗鬼になるのだ。

これは解決策があって、一つは当然として「不確定要素を減らす、もしくは分からない事を減らす」という事だ。要は調べたり検証したり勉強したりして、その分野についての専門家になっていくという対処法だ。

そして別の方法としては、リスクであるという事実を消滅させてしまう事だ。もし仮に失敗したとしてもリスクがゼロ、もしくは限りなくゼロに近くなるように計らっておく。そうすれば不安要素が減り、疑心暗鬼になることも少なくなる。

成功確率を上げるか、失敗時のダメージを減らすか、という手法で精神的不安は減らせるという話だ。

そういう実際の行動で精神不安を減らすという手法は一般的であるが、それ以外にも実際に行動せずとも精神不安を減らす手法がある。

それは覚悟と言っても差し支えない方法であり、要は失敗した時のリスクを先読みして受け入れる器を作っておくことだ。

失敗を受け入れて、不安を丸ごと食べてしまおうというような考え方で、俗な言い方をすると「腹を決める」ということだ。一種の諦めの境地に近いだろう。どうにでもなれ精神と言ってもいいだろう。

これだけに頼って調査や検証や勉強を蔑ろにしてしまうのであれば、怠惰な態度であると言わざるを得ないが、現実的な観点で言えば、いくら調査や検証や勉強や対策をした所で、不確定要素も分からない事もゼロにはならないのだ。

未来は誰にも分からない。それは確かだ。

だから、高いリスクを抱えた挑戦をする時に、実践的努力だけでは精神不安が消えない事はある。そういう時は、そういう時にこそ、失敗した時のケースを想定して、それを受け入れて、不安をも飲み込む。

そうやって覚悟をするからこそ、冷静さを取り戻すことができる。

これ以上どうにもできない状況だからこそ、どうにでもなれと受け入れる精神が必要になってくる。

やれるだけやったのならば、あとは野となれ山となれの心意気が大事だって言う話である。

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