回り道ができない日には道草を食べよう
道草を食う。
この表現は人間の連れた馬が道中で雑草を食べ始めて、到着が遅れる場面がその由来のようだ。
いま、この状況を見つめ直すと、馬からすりゃ「食わないと歩けねぇよ」というところなのだろうか。人間に重い荷物を載せられた挙げ句、人間それ自体も自分の背中にまたがるわけであるから、馬からすればたまったものではない。
それでも、人間はそんな馬に向かって「道草食ってんじゃねぇ」と言葉をぶつける。馬としては道草こそがエネルギーの源なのに。定期的にちゃんとメシを食わせてもらっているのか