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こんなやつもいるから大丈夫です、知らんけど

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日常の疑問や問題意識、抽象的な問いをあーでもない、こーでもないといいながら、簡潔で読みやすいエッセイにまとめます。 どうぞ、肩の力を抜いてお読みください。 きっと何か発見があり…
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2021年1月の記事一覧

「ごちゃまぜ」なプレゼントを

姉に送る分だからと、大きさ問わず大きいカブも小さいカブも箱詰めしたら、なんかとても愛らしくなりました。 今シーズンの販売分はなるべく形の揃ったカブを選ぶように心がけていましたが、今思えば大小混同でも良かったのかもしれません。 なぜなら、同じ品種のカブとはいえ、やはり一玉毎に大きさや形に差があるからです。 商品として作物と接していると、規格から漏れてしまう野菜をみたときに、 「うわ、小さい」 とちょっとその作物を侮蔑的な目で見てしまいます。しかし、商品としてではなく、何

エプロン初心者がnote公式マガジンに選ばれて嬉しいので、料理コラムニスト・山本ゆりさんをご紹介したい件

私はご飯の上に「卵・納豆・キムチ」をのせただけの一品、いや逸品も「料理」と呼びたい...。 「今日の注目記事」&「#フード記事まとめ」 ありがたいことに、エプロン初心者、 をnoteの公式マガジン「今日の注目記事」&「#フード記事まとめ」に登録していただきました!エプロンベテランの皆様には恐縮ではございますが、この喜び共有したく、、、 さて日々エプロンをしながら料理に勤しんでいるというのは結構な見栄でありまして、料理を頑張れない日も多々あります。 お料理クリエイターさん

あってもなくても、もういいや。

他人と比べるって、同じような他人がいるからできるんですね。 あるとない「ここは何にもないから」 と口にする地域の皆様。本当にないですか? スーパーありますよね?コンビニもちょっと走ればありますよね?警察もなんだかんだパトロールに来ますよね?学校は?信号は? とんでもない過疎地の島で生活をしていると、「ない」が多すぎて「ある」に目が行く始末。 例えば、うちの島には自動販売機があります。あとは、、、 確かにキレイな海な星空も「ある」し、逆にいえば騒音が「ない」という特筆す

分かった、俺、世界を変えたいほどの不満がない。

世界を変えたい人へ わたしは、世界は変えるものではなく、変わるものだと思っています。 かみ合わないどうも大学生の頃から、時折、私の周りには「世界を変えたい」人が現れる。また今でもsnsをやっていると、定期的に「世界を変えたい」人がフォローしてくれたり、メッセージをくれたりもする。 そんな彼らの熱量は凄まじい。見ていて、もはや清々しい。 ただ、どこかで「自分とは違う生き物だな」とか「できれば巻き込まないでほしいな」と感じている自分もいる。そして、最近、その原因が分かった。

私を成人にしてくれた旧友に祝福を

金の袴にピアスが沢山開いた耳。あぁ、随分変わったんなったんだな、彼は。 私は成人式の二次会会場でそう思った。中学時代、私のことをあだ名で呼び、共にグランドを走った彼は、大声を放って酒を食らっていたのである。 彼は聞いたところによると、高校を中退して、そのまま地元で働いているという。そんな彼を私は、 「成人式だからって、そんなに張り切らなくても」 と思いながら、横目で彼を見つめていた。そんな私は当時大学2年生だった。 〜〜〜 成人式、入学式、また結婚式、葬式といった

「学ぶ」は「従う」ではない ~師匠の学ぶ姿勢に思う~

島の中には年長者に意見することを良しとしない人もいる。しかし、疑問に思ったことをそのまま鵜呑み出来るほど私は利口な人間ではない。 言われたとおりにもできないのに「言われたとおりにすらできないのに、やり方に文句言うんじゃねぇ」 私は昔からこのように怒られてきた。私にとって「言われたことを言われた通り(言われた手順で)やること」は本当に難しい。反抗したいわけではないので、ただただ苦手なのだ。 特にふと疑問を持ってしまうと、どうしても他のやり方も模索したくなる。挙句、生意気な

旅に出るために宿を作る

旅の生産者は旅に出る時間もカネもない。 つまり、旅に出る権利がない。 それでも、私は宿を作る。 私が知らないふりをしてきたこと「旅に出る権利って平等ではないですよね」 大学院の授業中、ある博士学生はそう発言した。私は旅や観光を研究していると声高に叫びながら、そして何よりも、その事実を知っておきながら知らないふりをし続けていた。 旅のロマンだの出会いなど、結局私は私にとって都合の良いところしか見ていなかったのだ。金がなけりゃ、時間がなけりゃ、旅行になんていけないのに。

抱えて、負うって大変ですね。

あなたが抱えて負っている荷物、軽トラで運びませんか? ーーー 抱負。新しい年はどうなるのでしょうか。ただ、もしかすると抱負って、「どうなる」ではなく、「どうする」っていう主体的な目標だったりして。 資格の取得を目指す方もいれば、スポーツや文化活動で更なる研鑽を積むという方もいらっしゃるのでしょう。 他方で、私は抱負という言葉があまり好きではありません。 だって、抱えて、負うって大変じゃありません? 私自身は昨年、自分が自分自身を抱えきれるほど崇高ではないし、また何か