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身は花とともに落つれども、心は香とともに飛ぶ。(性霊集)

高野山法徳堂です。

今日、お届けする言葉はこちら、、、

身は花とともに落つれども、心は香とともに飛ぶ。

どのような意味かといいますと、

体は花とともに落ちたとしても、その心は花の香とともに漂う。

といった意味になるでしょうか。

これは花を人間の体に例えています。
落ちるとは、人が亡くなることを指しています。

落ちた花も、すぐに香りを失うのではなく、しばらくの間、落ちた花のまわりに香りは漂い、その身からゆっくりと離れていく。

これは空海の知り合いのお母様が亡くなられた後、三七日(みなのか)にあたって書かれた文と言われています。

つまり、亡くなってすぐにその人は、この世から去るのではなく、人々の心から徐々に去っていくことを花とその香りに例えています。

本日も最後までありがとうございました😊


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