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誕生後から生後5か月まではどんな時期?

今回は誕生後から生後5か月まではどんな時期かについてです。

・この世はいい世界だ!と感じる時期



この世はいい世界だ!と赤ちゃんに感じてもらうために、赤ちゃんが泣いた時には大人が反応することが大切。
大人が反応することで、安心につながり、活動に積極的になり、自立を助けてくれる。

・自分で動く準備をする時期


神経は身体の上から下(頭から胴体へ)、中心から端(中心部から指先へ)の順に発達していく。
まずは目を意思通りに動かせる練習をすると良い。
具体的にはモビールを使って、目を動かしピントを合わせる練習を促す。
モビールの種類は4つある。使用時期は目安のため、赤ちゃんの様子によって使用すればok。徐々にモビールの位置も高くしていく。

生後すぐ: ムナリモビール
白黒のモビールで赤ちゃんの目線から30センチの距離に取り付ける。少しずつ高くしてもOK。

生後6週頃から: 八面体モビール
赤、青、黄の色のついたモビール。カラフルなものを見ている様子があれば、八面体モビールを取り入れると良い。

生後2か月から: ゴッビモビール
同じ色の微妙な濃淡=グラデーションの球体のモビール。

生後2〜3か月から: ダンサーモビール
他のモビールに比べて軽くよく動くので、目で追う練習になる。

モビールの位置ではなく、赤ちゃんの位置を動かして、目や首を動かす方向を変えてあげる。
赤ちゃんが手を伸ばしてモビールに触ろうとするようになれば、「見る」モビールの役割は終わり。

次は、音のなるラトルを赤ちゃんの目の前でゆっくり左右に動かして、首を動かす練習をさせてあげたり、
赤ちゃんにラトルを握らせるのではなく、自分の意志で手を動かしてラトルをつかむまで、同じ場所で持っておいてあげる。
足元にキッキングボールを置いても良い。

うつぶせ寝や胸に赤ちゃんをのせるカンガルーケアをして、首を持ち上げる練習をしてもよい。
(必ず近くで見守ること、嫌がるようならすぐやめること、授乳後は避けること。)

自分で自由に動くことができる環境が大切なので
ベビーベッドやバウンサーで過ごす時間は可能な限り最小限にする。

足を突っ張ったり、寝返りができるようになったら、ジョイントマットやフローリングなど、なるべく裸足で地面をとらえられるような環境にする。

・言語を吸収する時期

おむつ替え、お着替え、お風呂の時に、たくさん話しかける。
赤ちゃんに、どんな風に発音しているのか大人の口元をよく見せる。(将来の活舌にもつながるのかな?と思う)
赤ちゃんが泣いたときにも言葉をかけながら対応する。

・生活を吸収する時期


無意識的吸収期なので、生後6~8週を過ぎたら、積極的に大人や家族の生活を赤ちゃんに見せる。トッポンチーノを使って、いろんな部屋へ連れて行くと良い。
1か月を過ぎたら外へお散歩へ出かける。皮膚に日光を浴びるとビタミンDができ、カルシウムの吸収を助け骨が強くなる。

<無意識的吸収期>
特別に脳が努力しなくても、周りの全ての詳細を無意識に身に付けることができる時期

・生活リズムを作る時期


ずっと暗い母体の中にいたので、生後間もない赤ちゃんは昼夜がわからない時差ボケのような状態。
朝はカーテンを開けて朝日を浴びれるように、夜は決まった時間に電気を消して眠れるようにし、生活リズムを整えてあげる。
動物の習性が残っているため、夜は危険がないか定期的に目を覚ますので、大人が反応し安心させてあげる。
いつも同じ順序で生活することが安心へとつながる。

・その他配慮してあげたいこと


産まれてしばらくは赤ちゃんはずっと天井を見ている状態。
視力も弱く、はじめは視線が一点に集中してしまう習性があるので、
蛍光灯のような天井の眩しいライトはなるべくつけず、日中は自然光で生活し、夜も天井のライトではなく、温かい色のライトを枕元で照らすように配慮してあげると良い。

最後に

おなかの中で何ヶ月も過ごしてきた赤ちゃんにとって、産まれてくることは本当に大きな環境の変化!
何もかも初めての世界で不安に感じるのは当たり前なので、そこにいつも誰かが大丈夫だよと反応してくれたり、いつも同じ順序で物事が進むと、少しは安心できるはず。私も赤ちゃんの気持ちに寄り添う、協力者になっていきたいです。

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