ホテル投資的2024年10大イベント
2020年に一度書いたらいきなりコロナ禍になって、全く当てが外れた記事になってしまったのでしばらく書いてなかったコレ。
年末に書いたコチラと対になる存在なので、併せてどうぞ。
①1月21日 京都市長選告示
4選していた和服のオジサンこと門川市長の後継争い。4年前にも本稿で言及していて、観光都市の象徴たる京都の長は、日本全体の観光政策にも影響を与え得るので、誰がどういう観光政策を持っているのかは興味深々で、その辺の詳しい情報が京都新聞にしか載って無さそう(日経とかはどの党が誰を支持するかとかのゲーム的な解説ばかり)だったから、わざわざアカウント作るところまではやってみたけど、課金まではする気が無いので、もう少し時期が近付いたらまたフォローしてみるよ。
②2月10日 中国の春節(旧正月、17日まで)
今年は比較的遅めだけど、もちろん、台湾などはこの時期に動くので要チェックではあるけど、中国が本格的に動いていないのでまだ観光産業にとっての重要性はコロナ前ほどには戻っていない。その他、以下は改めて要チェックですよね。
③3月16日 北陸新幹線金沢ー鶴賀間開業
2015年金沢、2016年函館と幾度となく繰り返されてきた局地的な新幹線延伸特需発生からのホテルバブルの発生と崩壊が鶴賀においても繰り返されるのかどうか、というのが気になるところ。あまり不動産業界における学習効果は期待できないので、需要が増えてしまったらその後のホテル開発も増える流れが想定されるけど、金沢は加賀百万石からの小京都だし、函館は北海道内でも五稜郭時代かの歴史があり、どちらも文化的な蓄積があるエリアで、もちろん鶴賀も北前船以来の歴史と伝統はあるものの、分かり易さという点では金沢、函館には劣後すると思っているので、恐竜博物館との併せ技を以てしてもバブルは発生しない(つまり、その前の観光需要の盛り上がりも起きない)、に一票を投じておく。
④3月にも 東京都が築地市場跡地の再開発事業者を決定
これってサラッと流すには惜しい、結構すごいディールだと思っていて、東京ドーム自体を移転するって、スケールの大きな構想ができる体力があるのは三井不動産だけだと思うし、率直に言ってそこが三菱地所などとの違い(完全に個人の私見ですが、三井不動産は財閥系デベの中でもずば抜けたオンリーワンだと思っている三井信者です。すいません)、このディールの凄さを語りたい人は関連するニュースを全部抑えた上でDMください。そして、僕にこのディールの凄さをお酒飲みながら教えてください。
⑤6月6日 東京ディズニーシーが最大規模の拡張、「アナと雪の女王」などの新エリア開業
TDRは現在、40周年期間中で、それが今年の3月31日で終わるが、そのすぐ後に新エリア「ファンタジースプリングス」が満を持してオープンする。14万㎡ほど敷地が拡張され、現在約49.3ヘクタールなので、28.4%ほど増える計算になる。この面積に拡張により当然ながらキャパも増えるだろうが、意図的にキャパを増やさなければ混雑緩和にもなる。現状、個人的には混み過ぎていてTDRもUSJも行きたくないし、そんな状況でドンドン値上げをしているので、ますます行きたくなっているのだが、混雑緩和の方に向かってくれると嬉しい。ちなみに、投資額が3,200億円とのことなので、敷地面積1㎡あたり229万円の投資になる。建物があるところもないところも押し並べての金額だが、正直、高いのか安いのかさっぱり分からない。なお、某外資系ファンドに買収され、わずか5年でその歴史を終えた東京ベイ東急ホテルだが、23年の年末で営業終了して多少なりとも改装工事等をするのであれば、リブランド後の営業再開は春に間に合わせるか、もしくは余裕をもってその頃になるだろう。ファンタジースプリングス効果でいきなりトップギアのRevPARが期待できるので、そのトラックレコードと更なる成長期待を背景に25年には(高値で)売却されても不思議はないだろう。なお、今年はジブリパークやUSJでも以下の通り新エリアが開業する予定で、いずれもTDSの先手を打つ形で春に開業する予定だが、いずれも規模感やアナ雪のブランド力からすると、3月末に周年が終わって、6月にファンタジースプリングスが開業する合間の、空巣狙いな感が否めない。
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サポート→ホテルで使う→note→サポートというサイクルが回ると素敵ですね。