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PLAのアカデミック

こんにちはHOTELです。
私は、2023年に2月にドラゴンネストのアカデミックのフィギュアを制作いたしました。

10月、熱溶解式プリンターを持つ友人がそのデータを元にアカデミックを大きく印刷してくれました。
表面処理を施し、着色まで終わらせることができたので工程をnoteに記録します。




こちらの3Dモデルを印刷してもらいました。
熱溶解式プリンターの精度が私には未知数だったので少ないパーツ数にとどめました。


最初の印刷です。
断層ズレが起きていますが、熱溶解で自分の作品が出力されるという経験が初めてだったのでいたく感動しました。

素材はポリ乳酸の植物系プラスチック、PLA樹脂です。レジンと違いアレルギーの心配がないのが非常に良いです。
中はインフィル構造で強度も十分。重量はソフビ人形ほどです。



2つ目の印刷物

成功するまで何度も挑戦していただいたようで友人には非常に感謝しました。
こちらはとても綺麗に仕上がっており再び感動。
前回よりも巨大化しましたが、やはり軽くて非常に良いです。




家に連れて帰り、まずは表面処理からはじめました。
積層が目立つ部分を200番台のペーパーで磨きます。
その後全体に500番のサーフェイサーを厚く吹きます。


PLAはレジンと違い加工が難しくすべての積層跡を消すことはできませんでした。素材が硬く、やするとケバ立ちます。
ある程度処理が終わったらベースホワイトを吹き塗装を開始します。
はずは本体をオレンジ、髪をイエローで塗ります。



次にマスキングを施し、武器のグレーや帽子のホワイト、肌を塗装します。

とにかく大きい作品なので「マスカー」という養生テープとビニールが合体した道具が大活躍しました。
マスキングテープも大量に使用。ゴミ箱がえらいことに。
広い面積はエアブラシで、目や帽子のフチなど細かい部分はファレホの筆塗りです。

あと少し・・・
猫も遊びに来ました

巨大さゆえ、塗装ブースに全身が入りきらなかったりエアブラシの粒子が跳ね返ってきたり様々な経験を得ることができました。
最後は全身に艶消しスプレーを吹いて・・・


完成です!!

PLAは加工が難しいという難点がありますが中空&インフィル構造にできるため軽くて頑丈です。
そのため大きい作品に向いているなぁ~と身をもって感じました。

技術をもっと磨いて、いつか等身大ユニメートちゃんを作って一緒に暮らすのが夢です。


今回のアカデミックちゃんといろんなところに出かけたいです。
庭に梅の花が咲いています。

それではまた次回・・・

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