大阪便り Vol.12 関西のホテルマーケット、好調です

友人、知人の皆さま
久々のお便りです。大阪も春の訪れを感じられる季節となってきました。明日で上海から大阪に移り住んで丸２周年を迎えます。振り返れば全力疾走ながら、実に楽しみながら過ごせた２年間でした。

着任してからの大阪のホテル業界ですが、幸運なことにとても良い風が吹いています。円安、格安航空会社の台頭、東南アジア諸国のビザ緩和・・・。2020年のオリンピックへの期待感も高まり外国人ゲストがマーケットを下支えしてくれています。業界にいらっしゃる方には聞き慣れた情報ばかりですが、そんな勢いを加速させてくれそうな話題をいくつか。

＜日本一のビルがグランドオープン＞
天王寺の阿倍野ハルカスが3月7日にグランドオープンしました。地上300メートル、日本一の高層ビルです。マリオットホテルも同時に開業、特に高層レストランは予約が取れないほど賑わっています。コテコテの大阪を味わえる通天閣からほど近い場所にあり、何となく不釣合いな感もありますが、またひとつ大阪の観光名所が増えました。

＜今年の夏はUSJが熱い！＞
昨年はスカイツリーや東京ディズニーランド開業30周年で東京が観光ディスティネーションとして注目された年でした。今年はズバリ大阪です！。起爆剤は何といってもユニバーサルスタジオジャパン（USJ）の新エリア、ハリーポッター。従来のパークから園内スペースを拡大し本場オーランドさながらのアトラクションが完成見込だそうです。ハリーポッター人気はアジアでも絶大なようで、関西圏のみならず日本全国、アジア各国からも大きく入場者数を増やすであろうと予想されています。大行列必至ですが、やっぱりこれは体験してみたい・・・。

＜京都に外資系ホテルが注目し始めています＞
日本を代表する観光地である京都ですが、土地柄、これまで外資系ラグジェリーホテルの進出が進んでいませんでした。まあ、外国人にとって異国情緒ある高級旅館という選択も悪くはありませんが、あれだけの世界的観光資源を持つマーケットです、ここに来ていよいよそれらの一旦が見え始めています。今年2月にはリッツカールトンがお目見え。景観規制などもあり小ぶりではありますが、鴨川に面する立地は存在感抜群。来年には、フォーシーズンやアマンリゾートなどの進出もあり、京都もいよいよ国際観光地への仲間入り元年となるのかもしれません。

さてさて、現状を見渡す限り当面、大阪の宿泊マーケットに死角なし、といった楽観論が漂いますが、この勢い果たしてオリンピックまで続いていくのかどうか期待半分、不安半分といったところでしょうか？

◆ちょい長めの追伸◆
好調なマーケットにも支えられ良い決算で１年が終わろうとしています。自分へのご褒美も兼ね、今年の冒険旅行を早々と実施することとしました。今回のテーマはジャングルでのサバイバルツアーに決定！
しかも諸般の事情で遠路アマゾンまでの一人旅（笑）。まあ、サバイバルといってもガイドさんを付けての体験版には過ぎませんが、それでも正真正銘のレインフォレストでの野宿ですから、それなりにテンション上がってきています。昨年のグランドキャニオンでの野外生活を上回る体験となることを期待しています。

通常、日本からは北米経由がメジャーですが、今回は西回りを選択。リオデジャネイロを経由し、アマゾンの玄関口マナウスに入ります。（聞くところによると陸路でのアクセスが実質不可能な世界最大の陸の孤島のようです！？）。さすがに日本の真反対の国、行くだけで2日かかります。現地ではジャングルをメインに5日間の滞在、久々に野生に戻れそうです（笑）。

往路はリオとドバイで寄り道します。リオではワールドカップのメイン会場やカーニバルストリートに立ち寄るつもりです。最大の関心はやはりコルコバードのキリスト像、あの地に行けると思うだけで興奮します！！

世界屈指の高級ホテルが集うドバイでの寄り道も今から楽しみ。旅の終わりは贅沢に過ごします。アマゾンのジャングルとのギャップが大きすぎて戸惑ってしまうかも（笑）。

ジャングルでは交信断絶必至ですが、合間合間にFacebookなどで旅の便り入れたいと思いますのでお楽しみに！　ブラジル体験談（特にジャングル編）をお持ちの方、是非、出発前に教えて下さ～い！！

（この投稿は２０１４年４月にメールベースで友人知人の方へお送りしたものを一般投稿用に一部編集してお送りしているものです）

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