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Vol.01「大阪便り」、始めます!!

友人知人の皆さま
上海を離れ新天地大阪での生活も早くも1ケ月が経過しました。ようやく仕事のペースも掴め、あぁ、ここで生活していくんだなあという実感が湧き始めた今日この頃です。春になり皆さまの周りでも何かと人事の動きのある時期かと思いますが、お変わりありませんでしょうか?

日本にいる友人と疎遠にならないよう上海駐在時代に始めた「上海便り」でしたが、途中から上海在住の方にもネタ出しを手伝っていただくようになりました。同じ土地に住む人にとってはつまらない情報でしかないだろうと思っていましたが、案外違う人間の目線でものが見れて面白いなどポジティブな意見もいただけたのは新たな発見でした。少し生活も落ち着いてきましたし、自分自身のアンテナを敏感にしておくためにも、ここ大阪からも情報発信を継続したいと思います。結局、名前も「大阪便り」とベタベタなネーミングで再開(笑)。1~2ケ月に1回、数分程度のお時間お付き合いいただければ嬉しいです。

さて、上海便りの最終号で、大阪には何となくアジアの都市の匂いがする、と書きましたが、ある意味で当たっているなあ、というのがここ一ヶ月での印象です。もちろん、日本の洗練された一面も多く見受けられますが、アジア特有の混沌とした側面が混在する街、そんな期待を持たしてくれる街です。

さてさて、アジアの都市、アジアの都市と言ってますが、そもそも自分自身がイメージするアジアの都市とは一体何なのだろう?とふと思い始めました。で、自分なりの共通項を探してみたんです。こいつ暇だな、と思われるかもしれませんが結構真剣に考えました(汗)

で、現時点での「アジアの街」の定義、仮説ですが・・・。
(1)とにかく街が騒がしく、活気があること。
(2)基本、暑苦しいこと。
(3)B級グルメが発達していること。

いかがでしょうか?アジアの都市といって思い浮かべる街も皆さん様々でしょうが、私にとってのアジアはこの3点を満たしています。バンコク、シンガポール、ホーチミンなどのインドシナの街々、香港や広州など中国南方の都市、そしてやはりインドが真っ先に思い浮かびます。一方、地理的にも知名度的にもアジアの代表格であるはずの「東京」には何故かアジアを感じられない自分がいます。生まれ故郷であり存在が近すぎるせいかもしれません。ただ、何となく他のアジアの街々がもつエネルギーみたいなものを感じにくい気がするのです。現代の東京は理路整然としすぎてしまったのかもしれません。

他方、大阪ですが、もちろん東京同様に(良い意味で)日本ならではの清潔感に溢れた空間も多いのですが、やはりどことなく違う気が。さきほどの定義に照らし振り返ってみます。

(1)とにかく街が騒がしく、活気があること。
 大阪経済の弱さは良く耳にしますので気になってましたが、いえいえどうして想像以上に元気な印象でした。基本的に人間が明るいです。街を騒がしくさせるのは地元関西人のみならず、外国人も一役かっています。京都など歴史的観光地にほど近いこの地は世界各地から外国人が押し寄せ、また歴史的な背景も重なりまさに人種のるつぼです。アジア特有の雑多感を味わえます。
 
(2)基本、暑苦しいこと。
 はっきりとした四季のある日本には独特の魅力がありますが、アジアの基本はやはり「暑いこと」だと思っています。何となく冬の寒さの厳しい街はアジアに似合わない、そんな感じをもってしまうのは私だけでしょうか。まだ経験してませんが、大阪の夏は日本でも有数の暑苦しさを誇る街だとか。何となく暑い盛りのユルさを感じる街だと思いませんか?

(3)B級グルメが発達していること。
 これは文句なしですね。粉もん文化と総称されるこの街では、タコ焼き、お好み焼き、麺類、ホルモンなど看板B級グルメがずらり。暑い盛りに路面店でB級グルメをほおばる瞬間ほどアジアを味わえる瞬間はありません。

ということで文句なしで大阪はアジアの街に認定(笑)!!この街を拠点に関西生活で感じたことを時おり発信させていただこうと思います。
引き続き末永いお付き合いのほどお願いいたします。

(この投稿は2012年5月にメールベースで友人知人の方へお送りしたものを一般投稿用に一部編集してお送りしているものです)


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