自作曲『Destroy That Internet Cafe』について

◯元ネタ
 誰が聴いても分かるんじゃないかと思うが、初期のキンクスを元ネタにしている。
 私はキンクスが全キャリアを通じて大好きで、ある日この曲のリフを思いつき、初期のキンクスのようなリフで押しまくる曲にしてしまおうと思い、さっと録音してしまった。
 初期のキンクスのギターは荒々しさと生々しさの両方があって大好きなのだが、そんな感じに近づくように音作りをしてみた。

◯歌詞
 歌詞は実体験に基づいている。学生時代、インターネットカフェでアルバイトをしていたのだが、そこのオーナーが、バイトの扱いがひどくて嫌な人だった。
 あるとき、私は教育実習で1ヶ月勤務できないことになり、事前にその旨をオーナーに伝えていた。そしたら翌日、大学での授業中に、携帯にオーナーから留守電が入っていたので確認すると、「明日から来なくていいからね」ということだった。
 めちゃくちゃムカついて、法律に詳しい知り合いに相談すると、それは不当解雇なので、違約金が発生するはずだから、労働基準監督署に相談すべきということだった。
 翌日、早速労働基準監督署に行って相談すると、行政指導を入れてくれることになった。なかなか行政指導を受け入れないオーナーだったが、監督署の職員の方に何度も出向いてもらい、とうとう違約金10万円を支払わせることに成功した。今でも、労働基準監督署の職員の方には感謝しているし、今でもオーナーにはムカつき続けている。
 私は無事に教育実習を済ませ、翌年には地元で教壇に立つことができた。数年後、ある理由でそのインターネットカフェの近くを通ると、テナントを引き払って廃業しているのを確認した。ざまあみやがれと思った。
 こういう個人的な経験と怨恨を歌詞に込めた。

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