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高齢の母を家族で看取りたい。看取る過程を記録に残そうと思います。

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高齢の母を家族で看取りたい。看取る過程を記録に残そうと思います。

最近の記事

母を看取りたい#18

なんか悲しくなった日 昨日は訪問看護師が清拭しに来てくれる日でした。 先週、看護師さんが来た日は としちゃんのご機嫌がとてつもなく悪く 足が出たり手が出たり、見た事もない形相で拒否するので清拭ができませんでした。 やっと体が拭いてもらえると、私自身も待ちに待ってのその日。 昨日は私が午前中仕事に行かなくてはならなかったので、父が困らないように  昨夜 必要な着替えやタオル等準備しておきましたが肌着を出すのを忘れていたんです。 看護師さんが来て30分くらい経った頃に私

    • 母を看取りたい#17

      彷徨う としちゃんの魂 昨日家出した父は、朝戻っていました。 8時ごろ、父の家出相談をした警察署から 「お父さん戻られましたか?」と電話がありました。 その時点では まだ父は戻っていなかったので、警察官から父に電話を入れてくれましたが応答なし。 そこで「どうしますか。一夜明けて戻られていないので、捜索願いを出されますか。出されるようならばお家に伺って受理しますが」と言われました。 私は昼頃まで待ってみたいと伝え電話を切った後に、父から着信がありました。 私は今朝2時過

      • 母を看取りたい#16

        父がいなくなった これ、今、リアルタイムで起きている事です。 ことの発端は今朝、私がとしちゃんの家に行ってから。 父にとしちゃんをトイレに連れて行ったか聞いたのですが 「行ってない。行かないって怒る。俺の言うことは聞かない。もう施設に入れて!」と。 としちゃんの気分は秒で変わり、昨日は訪問看護の看護師を蹴りそうになりました。 父の事も叩いたり蹴ったりするので 父にもストレスがあるのはわかっていたのですが、私は「それだったらお父さんが施設に入って自由に暮らしたらいいじゃ

        • 母を看取りたい#15

          食べてくれない、そして落ち込む この1週間もいろいろありました。 先週はとしちゃんが父や弟を蹴ったり叩いたりした話を書きましたが 私にも手が出る事がありました。 私の手を引っ張って自分に引き寄せ、反対の手で頭を叩こうとしました。 「おばけ!退治してやる!」と言っていたので、何かしらの妄想があったのでしょう。 そんな日があれば、ニコニコして感謝の気持ちを述べわてみたり。 今日は訪問診療の先生に向かって 「もう帰りなさい!」と大声を出したり、死にたい、死にたい、入院させて

          母を看取りたい#14

          としちゃん家族に蹴りを入れる 介護生活ももうすぐ2週間経ちます。 そのうち高熱が出たのは1回。 膿瘍があるため37℃以上はマストといった感じで経過しています。 としちゃんは昼夜逆転気味で 朝6時にようやく寝息をたて始めます。 夕食を17:00に食べさせ、だいたい18:30ごろ座り疲れてくるのでベッドに連れて行きます。 横になった途端に独り言が始まり、それが一晩中続きます。 なので、朝食はほとんど摂らず。 昼からなんとか起こすことができ、昼食を摂ります。 そして

          母を看取りたい#14

          母を看取りたい#13

          仕事と介護の両立は難しい としちゃんが退院して1週間が経ちました。 不思議なくらい熱も出さずすごしています。 入院中は1日のうちの1〜2時間程度、様子を見る程度だったので、としちゃんが1日どんな様子で過ごしているのかわからなかったのですが 家に帰ってきて、昼近くまで熟睡し 昼食を食べて少し寝て、夕食前から2時間くらい起きて過ごし寝るのですが 夜の独り言がすごいんです。 ずっと喋り続けているのです。 子供の頃のつらかった話し 福田こうへいを応援している話し 弟へ伝

          母を看取りたい#13

          母を看取りたい#12

          としちゃんの人生 としちゃんは退院してからせん妄状態が続いています。 昼夜逆転というより、ずっと起きています。 私は夕食後の片付けをした後、一度自分の家に帰って入浴し、洗濯を終わらせ乾燥機に入れてから、21時頃としちゃんの家に行きます。 としちゃんはリハビリパンツと尿取りパットをしていますが、トイレに行きたい言うので体を支えながら連れて行っています。 昨夜はずっと一人で話しており、 何を言っているのかそばに行って聞いてみると子供の頃の辛かった思い出でした。 それはと

          母を看取りたい#12

          母を看取りたい#11

          としちゃんが退院しました 昨日、退院し自宅へ帰ってきました。 退院時はとしちゃんの体調が不安定な事もあり、介護タクシーを頼みました。 病棟の看護師さんたちが見送ってくれて、廊下を歩いても声をかけてくれるスタッフさんがいて、本当にお世話になった事に感謝し心が熱くなりました。 退院前日は熱を出して最後のシャワー浴もできませんでしたが、補佐さんがベッドでシャンプーをしてくれたのでありがたかったです。 退院当日はとしちゃんも移動で疲れてしまって、家に帰ってからもほとんどベッド

          母を看取りたい#11

          母を看取りたい#10

          介護休業給付金 としちゃんの退院が決まりました。 家に帰す意向を病院に伝えてから ものすごいスピードでここまできました。 正直、仕事の整理がつかなかったので、退院前の拡大カンファレンスや栄養指導はやらずに、退院の日を迎えることになります。 としちゃんの状態が1週間単位で変化していくので、 私は当初、週3くらいは仕事に出るつもりでいたのですが、それも難しそうな病状になっていたので、介護休業を取得する事にしました。 介護休業制度って調べても、ものすごいザックリした内容しか

          母を看取りたい#10

          母を看取りたい#9

          DNARをどうするか 今日は弟と2人で医療相談室の看護師さんとソーシャルワーカーさんとお会いして来ました。 事前に看護師さんには 治療の目処が立たないのは理解したので、私たち家族は転院ではなく家で最期までみようと思っていますと伝えていました。 だけど、弟はどう思っているか、聞きたい事もあると思うので今日のこの場を設けてもらいました。 看護師さんから、私たちがどのようにとしちゃんの状態をみているのか、それは主治医からどのように聞いているのか確認がされました。 私たちは

          母を看取りたい#9

          母を看取りたい#8

          先週 主治医と会う事ができました。 やっと!やっとです。 としちゃんは9月半ばに抗菌剤の投与から肝胆ドレナージ(PTCD)に移行しました。 経過は長く、ドレーンを流れる排液の色が全然変わらないので良くはなっていないと感じていました。 主治医からは治療の目処がつかず 医師としても困っていると告げられました。 としちゃんの肝膿瘍は胆管がん(肝内胆管がん)と同じ場所にあり CTを撮っても、それが膿瘍なのか癌なのかわからないそうです。 一度、ドレナージを止めてみたら熱が一気に

          母を看取りたい#8

          母を看取りたい#7

          今日はとしちゃん 発熱しています。 昨夜から37℃台の熱が出ていたのですが、 肝膿瘍の排膿量も少なくなってきたので 医師の指示でクランプしたんですよね。 と、いう事は 排膿の流れを止めて、発熱などの症状がなければドレーンを抜いて退院と考えていたのだと思います。 「と思います」と言うのは 未だに主治医にも会えていませんし、病状説明も聞いていないからです。 対処の仕方をみて、今はこれをやっているんだなと想像しているだけです。 今日はは日中、弟が面会に行ったのですが ぼんやり

          母を看取りたい#7

          母を看取りたい#6

          今日は弟と一緒に、としちゃんの面会に行って来ました。 お部屋のカーテンを開けるとすでに夕食が運ばれていましたが、手をつけず。 「あぁ、良かった一緒に帰れる」と言い そこから食事を勧めても「お腹いっぱいで食べられない」とゴネてほぼ食べず。 いろいろ声かけながら勧める私に としちゃんがとうとうキレました。 帰りたいというとしちゃんの訴えに、私の返し方が「真面目に取り合ってくれない」と。 「もうお帰りください」「私に何も話しかけるな」「私はここで命を終えるから、お金だけ振り込

          母を看取りたい#6

          母を看取りたい#5

          入院中のとしちゃん(母)に逢いに、毎日夕方面会に行っています。 今日は検査で昼食抜きだったらしく、晩御飯のお蕎麦を喜んで食べていました。半分だけですけど。 入院期間も気づけば1ヶ月が経過。 最近は、病院にいるのか家に居るのか分からなくなる日があります。 今日も晩御飯を食べながら「お父さんはどこに居るの?どうしてご飯なのに降りてこないの?」と言っていました。 つい一昨日、としちゃんは廊下側の部屋から窓際の部屋に移動しました。 窓際は外が見えて、気分転換にもなっていいと思えた

          母を看取りたい#5

          母を看取りたい#4

          今日もとしちゃんの面会に行ってきたのですが熱発していました。 昨日は元気で、持って行った焼き芋とシャインマスカットをもぐもぐ食べていたんだけどな。 ドレナージ中で抗菌剤の点滴をしていますが、解熱剤投与するかもしれませんと看護師さんから聞きました。 としちゃん 熱出すとすごくわかりやすく 動けなくなります。 声もカスカスで話もできないので、ゆっくり寝てもらおうとすぐに帰ってきました。 症状が悪化しませんように。 番外編ですが 父は今日、故郷の長崎県へ出発しました。 父の姉が

          母を看取りたい#4

          母を看取りたい#3

          こんばんは。 今日は仕事帰りにとしちゃんの面会に行ってきました。 病室に行くとベッドがなく、 ナースステーション横の処置室にいました。 ベッドに腰掛けていたので 痛くて横になれないのか聞いてみましたが 痛みはほとんどないと。 早く帰りたいか聞いてみると 「帰りたいけど、ここで死んじゃうと思う」って言うので なんて事言うんだろうって思いましたよ。 ドレナージ前はかなり元気で 1人で点滴ガートルを支えに病棟を歩いていて、早く帰りたくて頑張って歩いていたんです。 点滴が始ま

          母を看取りたい#3