手話・要約筆記ボランティア活動

手話

30年以上前に千葉から名古屋に戻って出会ったのは「自主手話講座NAGOYA」の岡泉さんと会いました。 私は20歳、岡さんは30歳で10歳上でした。この世界では有名な方だそうですが、手話の「し」も知らない私に懇切丁寧に指導を頂きました。

「手話」以外にも人間的に色々な事か学びました。奇想天外な事をされ多くの方を巻き込みますが、それでいて声をかけられた方は「道端で100円を拾った」ような小さな幸せを感じる。

これも『岡』さんの魅力でしょうか?42歳の若さで世を去りました。追悼文集を読むと多くの方が「岡」さんに魅かれて「手話」をしていた事が良くわかりました。

「自主手話講座」では私はスタックとして協力しました。 その方は30歳という若さでこの世をさりましたが、印象に残る出来事がありました。飲み会の時、「どんなに酔っても手話を付けるよう」指導を受けた事。 健聴者は手話を止める事が出来るが当事者は出来ない、健聴者は目を背けても、耳で相手の状況が解るが手話を止めたら、相手との関係を断ち切ってしまうことなど学びました。 そんな中、盲ろうの方とも出会いました。

近所に手話を学ぶ場がなくなったので

約10年前の2010年4月に手話技能検定協会の名古屋支部について問い合わせると閉鎖しましたの連絡がありました。 以前検定のため有償でまた懇親会を名古屋支部で行った記憶があります。合わせて名古屋市中村区の地下鉄八田駅近くで開催されていた手話サークル(勉強会)をいくら探しても影も形も見つかりませんでした。

一時あんなに盛大に開催されていたのに今は近所で探すだけで一苦労。これも不況の一旦なんだろうか?! 寂し過ぎ現実を垣間見た気がした。

周囲に定期的に学べる場がないので書籍で復習をするようしました。購入した本は 社会福祉法人全国手話研修センタ編集の「DVDで学ぶ手話の本2級」と以前購入した「手話検定3,4級」の本です。

要約筆記

次に出合ったのは「要約筆記」会の大御所のTAKAさん事、下出さんです。 プログ『TAKAの備忘録』に本名の表記がありますが、親愛を込めてTAかKAさんと標記させて頂きます。

2月23日のプログに「要約筆記の限界」について書かれています。TAKAさんの思いが載っています。「要約筆記」に対する強い思い入れと実行力がある方です。

当時は「雲の上」の存在でしたが、年を重ねてちょっとずつ考えが理解出切るようになったように感じます。

現在でも「ペンも持って書く事」は苦手です。今は「パソコン通訳」もありますので、機会があればと思っています。

ボランティアの柱の1つに「自主性」があります。ボランティアといっても「責任」を伴います。 「責任」の範囲はサークル内で話し合いをされて決めていくべきかと思いますが、仕事と違い「各自」の思いが最優先されます。

サークル活動についてアドバイスを頂きました。 要約筆記の準備としてOHP、磁器ループ設置等がありますので 「書く事」が苦手でも、それ以外のことでもサークルと関われるのではと思いました。

技術は一朝一夕には向上しません。手話は「相手」が目の前におり反応が見えます。 「下手」と言われる方もいますが、顔を見て言われるの苦になりません。 それは「厳しい」事を言っても、その思いが伝わるからです。

点字・点訳の相手は板・パソコン等の無機質のものを対象にするので点訳物に対する反応が直接判らない、ある意味では孤独な作業であるような気がします。 だからこそ例会等で人は会うことがより大切な気がしました。

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