小説「スイッチを押すとき」読んで

書店で連休に読む本を探して目に止まったのは角川文庫・山田悠介著の「スイッチを押すとき」でした。

決め手は紹介文の「一番泣ける山田悠介作品、ついに文庫化」でした。

「スイッチを押すとき」は世にも奇妙な物語にも同名の作品が上映され気になっていました。 本道ではないかも知れませんが結末から先に読みました。

ストーリーは 青少年自殺抑制プロジェクトセンターで、監視員として勤務する南洋平。 ここでは、4人の少年少女に自らの命を絶つ【赤いスイッチ】を持たせ、実験をしていた。 極限状態で軟禁され、孤独に耐えられず次々と命を絶つはずが、この4人は“七年間もスイッチを押さない”という異例の子供だったのだ。 彼らが「生きたい」と願うその理由を聞き、南たちは脱出を図るが、そこには非情な運命が待ち受けており!!

生きてほしいと思う南の思いとは裏腹に夢がかなったためにスイッチを押す場面には胸が熱くなりました。 結末には以外なドンデン返しもあります。 演劇/DVDでの公開もあったそうです。

小説の中の話しですが世界には生きたくて飢餓や病気で生きられ方が多くいる中で自ら死を選択してしまう世情には寂しさを覚える今日です。

被験者の少女は孤独な中、軟禁される3人の同居者を通して自分の居場所が見つかったがそれぞれが自由「夢」を元めていく事で少女は孤独になってしまう事、夢を達成できたために逆に希望がなくってしまう少年と考えさえらえる内容も含んでいました。

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