見出し画像

病院と介護施設の狭間で人の尊厳とは

大切な人に2014年に脳動脈瘤が見つかって定期診断に3ヶ月ほど前に通院したら肥大化していたので即手術になりました。

手術中に血管をメスで傷つけて出血、自己呼吸はあるものの意識がなく、経鼻栄養(鼻から管を通して栄養補給)の状態です。

脳動脈瘤が見つかった時に「延命治療は望まない」の意思がありました。病院では喀痰吸引以外の処置はなく3ヶ月目になるので転院と聞いています。

身体の硬直がキツく車椅子には乗れない状態で経鼻栄養のために受け入れる福祉施設が無いようです。延命措置に当たるので胃ろう造築はされません。

これまで重度障害の方の介護をしてきましたが、瞬きにしても何らかの反応があって胃ろうの方が多く経鼻栄養の方や意識(反応)のない方は介護は経験ありません。

これまでに居た利用者さんが重度化して同様の状態になったら、もしかして受け入れられるかも知れませんが新規での受け入れは難しいのは理解出来ます。

反面一介護職員としてやるせならを感じました。生身の人間が毎日普通に生きているのは意味で奇跡のように感じました。

世の中には生きたくても生きられない方、病院等でベット生活の方も多く居られます。これを読まれた方が当たり前の毎日に感謝の想いを持って頂ければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。 もし気に入っていただけましたら「スキ」&「フォロー」もよろしくお願いします。