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障害者支援に対する想い、介護業界に入る転機は?!

隣の芝生は青く見えると言う諺通り、今の自分に無い環境の人がよく見えます。

私の場合は「障害者」との関わり再びやりたいと思っています。「高齢者介護」に比較して求人もボランティア募集も少ないように感じています。

障害者との出会い

現在私は57歳(2022年4月時点)です。障害者と出会ったのは高校を卒業して地元の名古屋から長期研修で東京(実際は千葉)に単身赴任した時でした。

研修先の工場でろう者と出会った事から今日までの人生が始まったように感じます。社内の手話勉強会に参加して地元の手話サークルや手話問題研究会に所属しました。

そこから福祉に興味を持ちました、長期研修が終わって地元に戻って近所の手話サークルに入りました。例会終了後の交流の時に代表から「新しく開設する障害者施設のスタッフ募集」の話しを聞きました。

20歳前半の時でした、それを聞いて即転職しました。現在の就労継続支援施設で当時は授産施設と言われて障害者団体が施設を運営していました。

当時自分の描いた綺麗すぎる福祉のイメージと働く場として開設した場では違いがあり過ぎて「共生、共働」の理念も理解しきれずに1年少しで離職しました。

そことは会員としての繋がりはありましたが、数十年経った40代の時に施設長から電話が入って「新しく介護部門が出来たけどアルバイトで働きませんか?」のお誘いが来ました。

その会から離れた後もボランティアで手話、難聴者への情報保証の要約筆記、点字サークルに入ってり盲ろう者ガイドヘルパーなどの活動を行なっていました。

障害者介護に移るきっかけは

当時は国家資格の施工管理技士の資格を活かして建設業界で官公庁から受注した電気通信土木設備の現場管理をしていました。一時前職の通信工事に未練があって転職を試みましたが難しい事を知って現場管理職に専念していました。

アルバイト内容は会の運営するグループホームへの訪問介護です。介護技術は研修で習いましたが利用者さんは数十年前に会ってお互いに面識のある方ばかりでスムーズに進めれました。

諸事情で転職を繰り返している時期でした、現場管理職は1つの工事が終わると全く新しい発注者と工事業社で次の件名を担当するので現場に関しては転職前後に大きな変化はありませんが、千差万別の会社のルールに慣れるのに苦労しました。

介護のアルバイトを始めた為か50歳に近くなった歳の影響かは分かりませんが電気工事の資格もあるために「全国を転々とする現場管理職から日帰りが基本で管理をメインとした現場仕事」がやりたいと思い大きな転身をしました。

大手の会社でしたが新人研修の厳しさが問題になって新聞にも載った所でした。研修そのものはクリアしていざ現場仕事に入ると工事部の実質責任者の主任に何故かイジメに近い対応を受けました。

当初は新人へのしつけかと思っていましたが、その後の職人さんの話しによると主任が持っている管理や工事の資格より私が持っている資格が上なのでやきもちを焼いていると聞きました。

自分の対応に問題があるのでしたら対処可能ですがどうしたものか迷いましたが、現場管理時代に職人世界の厳しさを知っていたので5時起きや休み無しもある程度分かっていました。

それをクリアするには実力をつけるしか無く、それまで電気工事は資格のみでしたので現場の職人に怒られながら現場作業を続けていました。

その上司に反抗するキッカケは世話になった職人のカバンを埋めると言う暴挙を面白い半分にしたからです。一般人には分かり難いと思いますが職人にとって工具は職人の命です。江戸時代なら侍の刀です。

その後にその職人さんと組む事がありました、その方の前職は有名な弱電会社の所長をされていて腕も確かで細かい配慮もされていました。逆に言えばそのが面白くなかったのかも知れません。

その方に「それほどの腕があれば何処でもやっていけるのに、何故ここに留まるのか」を聞くと「私はここ以外は何処も使ってくれない」の信じられない言葉を聞きました。

ブラック企業のやり方は休みなく働かせて徹底的に自尊心を破壊してここ以外行き場所が無いように思わせる宗教の洗脳に似た事をする事を聞きましたがまさにその通りでした。

その時の選択肢は収入が下がる条件を受け入れば介護職にはアルバイトから職員になれる話しはありました。建設業や現場作業は嫌いでは無いしそれなりに給与も良いので迷いました。

12月の中旬に我慢の限界が来て家内も休みの無いブラック企業に気づいて子どもが社会人になったのをキッカケに介護職に転職をしてもいい了解は出ていました。

いつもなら即切れていましたが、その後の職場の確保で頭を冷やしてアルバイト先に「1月からの勤務可能か」を聞くと大丈夫との事でした。上司に気になることを何点か伝えて離職の話しをすると自分には人事権が無いのでフロア内の所長に相談するとの事でした。

結果は上司の判断で即了解されました。所長曰く試用期間内の準社員なので即日退職可能と言われましたが月末にお願いしました。離職届けには「再入社のための個人情報の保存の有無」の欄があって、退職する人に再び入社する気持ちがあるのか?を聞くのかと変な気持ちになりました。

当時の太陽光発電建設ブームで大量に技術者を募集して、下火になると大量解雇が始まったのが退職を決意した翌月から始まり同期の営業さんも試用期間の準社員でしたので解雇対象になりました。

後から思えば結果的にアルバイト前の職場に転職していましたが給与面や勤務条件が悪くなるのを承知して入社するのと職場を追われて入社したので大きな違いがある事に気づきました。

介護経験を振り返って

翌年2014年1月から障害者介護を始めました。そこは最低限の資格さえあればその上は求めずに取得は自腹でしたが介護に役立てばと思い、それまでの出張費で貯めたお金で実務者研修や行動支援、介護福祉士の資格を取得しました。

そこで5年勤めてましたが50歳半ばで週2回の夜勤がキツくて泣く泣く5年後の2019年12月に退職しました。その後障害児のデイサービスに勤めましたが10ヶ月で意図しない転職に見舞われて2020年11月に障害者関係の仕事を探しましたが見つかりませんでした。

生活のために高齢者施設勤務に就くも4ヶ月勤務して翌年の2021年3月にストレスで退職しました。

高齢者介護がきつかった理由は?

最近気づいたのですが最初の高齢者施設の平均介護度3.5で全介護に近い方が多くその分給与も良いですが、それまでは重くてもある程度身体が動かせる障害者対応から「高齢者」と「全介護」そして「施設でも名物の厳しい利用者さんの対応」でストレスMAXでした。

現在の職場の平均介護度は2.2位ですので最初に関わった高齢者施設のレベルが高いとは知らずに勤務した経験が今は役立っていますが逆だったら4ヶ月もったか分かりません。

人生は不思議なもので

人生不思議なもので、もう「障害者介護」とは縁が無いかもと思っていた所に高齢者と障害者の複合支援をするNPO法人からオファーがあり話しを聞くだけのつもりが2021年4月からの入社に繋がりました。

そこは障害者の移動支援、児童デイサービスをメインに2拠点の高齢者施設の勤務があって、高齢者施設の勤務も楽しくなって来た頃の7ヶ月目に入社時に交わした半年更新が滞っている事を伝えのをキッカケに予期せぬ方向に話しが進み2021年10月に至りました。

あと12月までの3ヶ月の最終更新の打診も頂きましたが、自分の至らぬ言動から発生した事でしたのでそれまでお世話になった感謝の気持ちを持ちながら月末退社を選択しました。

これからの想い

2022年4月時点で勤務している職場もあと4ヶ月もすると最初の勤務先の除き最長の10ヶ月勤務になります。どこの職場でいい所があれば悪い所もあります。障害者介護に興味があって求人が広告があると目がいってしまいます。

多分障害者介護に変われば変わったで高齢者施設が懐かしくなると思います。今の職場に「腹を据えて初心の感謝の気持ち」で勤めたいと思います。

願わくば仕事までと言わないので休日に障害者ボランティアを行いたいと思って居ますが、介護職は毎月のシフトで予定が立たずに以前のように熱意を持っての活動も難しいと思っています。

高齢になれば耳や目、そして認知能力も落ちますので目の前の方を大切にしてこれまでの障害者介護を経験を活かしてより充実した人生のお手伝いが出来ればと思っています。

この投稿をするキッカケはある障害者施設の入社試験の内容に面談と障害者に対する小論文をA4の裏表に書く課題があるので試しに投稿しました。

介護の奥にある想いと期待は

何故障害者支援に拘るかと言えば気さくで個性的、いい意味で面白い人と障害者ボランティアや介護で出会ったからです。

転職アドバイザーから高齢者施設の勤務でも同様の経験が出来る事を聞きましたが、ほぼ個人対応の障害者介護から多数の人を介護する高齢者介護の不安が以前はありました。

経験してみると施設には数十人の入社さんが居ますが、全体を見ながら個別に注意する事も徐々に出来るようになってきました。

高齢者施設で一番心強かったのはこれまでの経験が活かせる重度認知症の方の不安時の対応も含めて相通ずるような気がして、人柄も好きなので比較的に手間がかかり毛嫌いされる方も多いので活躍の場になればと思っています。

もしかして障害者ではなく、障害の○○さんに人間的な魅力を感じたからかも知れません。ならば高齢者の⬜︎⬜︎さんも同様に出会えるかも知れませんと今は思っています。


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