見出し画像

「マンガでわかる!認知症の人が見ている世界」を読んで

画像4

Kindleで「認知症」に関する書籍を読んで涙が出ました。それは約半年間ですがデイ&夜勤でお二人の認知症の方のお世話をさせて頂いた経験からでした。

私は人から言われた事を記憶するのが苦手で苦労してメモを取って後から見ても良く分からなかったり、多くの事を書きすぎて探したい内容が埋もれたりもしました。

利用者さんの名前や送迎の道を覚えるのも苦手で人一倍いや人二倍時間がかかるので、厳しく言われると落ち込むので何度でも優しい教えてくれる人がいると本当に救わます。

高齢者施設に関わる前は5年程知的障がいも含めた障がい者施設に居たので、同じ事を丁寧に何度も何十回で言うのは苦にならず、説明を嬉しそうに聞く利用者さんの顔が忘れられません。

喜ばれるタイミングは書籍の通りで当時を懐かしく思い出しました。

その中で認知症でありながら、たった1人の介護職員の特徴を捉えて覚えていて当人も不思議がっていましたが、長年の疑問が溶けました。

画像3

1人の方はレクリエーションでギターを使っていたのでそのギターが目印になって、もう1人の方は介護職員の個性的な髪型とアクセサリーが目印になったようでした。

画像3

出会った認知症の方はとても優しくいい人でした、認知機能の低下に対する不安や恐れを周囲の方の温かい思いで包み込んでほしいと思います。

書籍の最後に書かれているように「認知症」の言葉が「近眼」のような当たり前で特別視されないように理解が深まり共生社会が実現する事を願っています。




最後までお読みいただきありがとうございます。 もし気に入っていただけましたら「スキ」&「フォロー」もよろしくお願いします。