見出し画像

#1 心揺さぶられる音楽

こんにちは。
HOTCAKE SOUND、vo&harp:サキハラです。

心揺さぶられる音楽と題しまして、私が見た聴いた感じた音楽を不定期ですが紹介していきたいと思います。

#1の今回は私のハーモニカ人生できってもきれない人物。
大好きな人は多いのではないかと思います。

Alex 'Rice' Miller

Sonny Boy WilliamsonⅡとしても有名な彼。
ミシシッピ・デルタ出身

独特の"うさーん臭い"雰囲気を醸し出しているが、彼のブルースハープの音色は特別モノ。

最近見つけたカラーでの映像。

ブルースハープのみでこの表現力。
ふざけてるように見えて、聴こえて全くそうではない。
表現力もそうだが、ハーモニカを鼻で吹いたり、口に加えて吹いたりと見てくれもとてもユニーク。

彼自身とハーモニカは一体化してるのだ。
何処から音が鳴ってるのか?
何を見つめているのか?

ここからは少し彼の遍歴を、、、

ライスミラーと言えば、やはり

1938年からアーカンソー州ヘレナで始まった
【King Biscuit Time】

お昼の時間に15分間にわたりブルースが流れてくる。
初めてのブルース専門ラジオ。

そんなラジオから聴こえてきたのは、小編成で聴かせるピストンビートブキ、たまらないぜ。

是非是非レコードやCDを買って頂きたい。
『なんだよ、ピーヒャラ同じような事やってるだけじゃんか。』って言うかもしれない。
いやいや、2回、3回と聴いてみて下さいな。
彼の真髄が見えますぜ。

Robert Johnsonの義理の息子といわれる、Robert Lockwood Jr.も参加。
45年頃にはアコギからエレキに持ち替えて。

音はないけど、映像だけでも残ってるなんて!
しかもカラー

そうしてお昼に流れた、アメリカ南部の"笑っていいとも!"は、B.B.KingやMuddy Waters、Jimmy Reed、色んなブルースマンが聴いたという。
Elmore Jamesとも一緒にやってますね。

この頃なのかなー?
詳しくは分かりませんが、
徐々に『俺がSonny Boy Williamsonだ!』
と名乗っていったのでしょう。

Sonny Boyといえば、"John Lee Williamson"

彼がいわゆる、Sonmy Boy WilliamsonⅠと呼ばれる。
ジョンリーは1934年にシカゴへ、1937年にレコードへ初吹き込みをしている。
シカゴブルース、ブルースハープの革新者である。

ライスミラーは彼の名前を見て名乗り始めたのか?
ジョンリーが1948年に亡くなってしまっているから、そこから名乗ったのか?
どんな意味合いがあったのだろうか?

何にせよ、面白い。


1950年代初めから中頃にライスミラーはシカゴへと移動。
そこで、Chess Recordsへ吹き込むわけである。

1959年名盤の誕生
"Down And Out Blues"

この時、なんと60歳!

バックを務めるはチェスの大御所達。
ギターはMuddy Waters、Jimmy Rogers、Robert Lockwood,Jr
ベースはWillie Dixon
ピアノはOtis Spann
ドラムはFred Below
と、いう豪華布陣!

(このジャケットの人がサニーボーイだと思っていた人は少なくないはず。)

そこからは、ローリングストーンズ、ヤードバーズ、アニマルズをはじめとするブルースが最高にカッコいいぜ!と、バンドを始めたイギリスの若者達と一緒にイギリスへ行き演奏したり、アメリカンフォークブルースフェスティバルで沢山のブルースマンと共にブルースを継承していったのである。。。


因みに、サニーボーイは3世まで存在してます。

ご覧頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?