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原付2種で北海道キャンプツーリング 総括

こんにちは。北海道キャンプツーリングを終え、燃え尽き症候群になりかかっているアラ還バイクキャンパーのホタテマンです。

今回は総括です。先ずは無事故・無違反で帰宅出来たことに対し、自分を褒めてあげたいです。ですが、反省点も多々あります。

熱中症:初めてなりました。体を冷やして水分補給すれば直ぐに治るのですが、それが出来ないと死にますね。職場では繰り返し熱中症対策の講習を受けており、知識はしっかり持っていたのですが実践出来なければ意味がありません。今回の原因は複数の要因が重なった結果です。

  • 寝不足 これは歴然。仕事終わりで仮眠もとらず、夜の9時からスタートして途中仮眠1時間弱。完全に寝不足です。フェリーに乗れば爆睡出来るのでそれまで頑張るつもりで居たのが敗因。

  • カフェインの過剰摂取 寝不足対策としてコーヒーを何杯も飲みました。

  • 気温差 タイヤがパンクした午前8時の一時間前まで寒さで体がぶるぶるしてました。そこから急激な気温上昇。外はだいぶ暑くなっているのに体はまだ寒いと勘違いした状態。不幸にも新潟県は丁度異常気象で日中35℃まで上昇する天候が続いていた。

  • 緊張 フェリーの出港時刻があるので間に合うか心配なことへの緊張感

  • パニック 作業開始直後に重要な工具(タイヤレバー)を忘れたことへのパニック。いまだにどうやったかはっきり覚えていませんが、スパナを代用して対応したが、はっきり言って力業。

準備不足 帰りのフェリーで一緒になったカブ乗りの方も言ってましたが、チューブタイヤの最大の弱点はパンク。チューブレスの修理なら、なんならタイヤを外さなくても何とかやる方法がありますが、チューブの場合は外して修理か交換になります。そのため、修理道具は必要以上に持ってきたつもりでしたが、パンクの際に絶対必要なタイヤレバーとビートワックスを自宅に忘れて来たなど、信じられない失態です。タイヤレバーはスパナを代用し、ビートワックスはキャンプ用のオリーブオイルで代用しましたが、作業中にプチパニックになったことは否めません。更に交換したチューブが交換前まで履いていた中古だったため、いざ交換してみたら経年劣化で使い物にならなかったこと。ケチな性格が仇となりました。でもこの件だけに関して言うともし上手く交換出来ていたとしても、多分再出発する時点では完全に熱中症になっていたので走りながら気を失うようなことにでもなれば死ぬような大事故に繋がった可能性があり、結果的にダメで良かったような気がしています。

それとタイヤのチューブをHeavy Dutyに変えてあったことへの過信もあったと思います。実際今回のパンクは釘などを踏んだわけではなく、道路面の温度上昇に伴うバーストでした。その後の旅行中もことあるごとにタイヤを触って温度チェックを行いましたが、バースト時ほどの温度になったことはありませんでした。

縦に裂けてしまったインナーチューブ。バイク屋さん曰く、これはバーストだそうです。

課題の詰めすぎ ついでに的な軽い気持ちで色々計画や達成項目を詰め込み過ぎました。出発の時も、別に国道15号線や17号線の完走の為に夜の銀座通りなど通らず、素直に国号1号線から環7で都心を迂回しながら国号17号線に乗ればもっとスムーズに移動できたはずです。正直、今でも日本橋の日本国道元標に立ち寄れたのは嬉しい思い出ですが、だったら途中で一泊するような計画でも良かったように思います。

移動距離 やはり一日200km以内でないと、ただ走ってるだけになってしまい、まともな観光もできません。今回も水族館や稚内駅、網走刑務所や釧路市街観光、更には幾つもの灯台をパスしたりと、悔いが残る旅でした。本当は北海道5泊の予定だったのでもっと余裕のある旅程だったのですが、かなり端折りながらもそこそこ走ってしまい、自分の性格なんだろうなと再認識しました。

積載過重 私のGN君にはかなり荷物が多かったと思います。面積よりも重さです。これもバーストの一因だと思います。しかし、今回のキャンプではほぼすべて使用したので、GN君でキャンプツーリングするのなら、今後は野営地の充実感を犠牲にしてまでも荷物を減らす必要があると痛感しました。コットや椅子はヤメ。マットの上に座ります。テントもバイク用なのですが意外と重いので、もっと軽いタイプにします。グリーンシートもやめて百均のペラペラブルーシートに変更。火気類もバーナーのみにしたり、ハンマーやスコップもいりません。電源が不安でモバイルバッテリーを沢山用意しましたが、スマホはバイクから取っているので充電不要。ここら辺りもかなり改善できると思います。

天候 天候についてはもはや天気予報自体が信頼できないほどコロコロ変わるので出たとこ勝負で計画しないと何もできないのですが、スマホがある現代において、もう少しこまめにチェックする必要があったと思います。実際、新潟の異常気象のことはぜんぜん頭に入っていませんでしたし、関東の台風のこともあまり気にしていませんでした。結果、最後の最後でフェリーの欠航があったりしたのでもう少しマメにならないとです。これもひとえに移動距離が長すぎることによる時間的余裕の無さからくる弊害でしょう。

北海道ツーリングと原付2種 今回、北海道をツーリングしてびっくりしたことに自転車でツーリングしている人がかなりいたことです。多分百人は見たと思います。それでもママチャリは1名のみでした。(笑) 逆に原付1種(50cc)は2日目のキャンプ場で見かけた京都ナンバーのTodayと釧路から襟裳への移動中に見かけたリトルカブの2台のみ。1種だと最高速度も60kmまでしか出ないので、他の車両にはほぼ100%抜かれます。言い換えれば本当の意味で原動機付自転車であり、自転車と同じ感覚で走る必要があります。

そこへ来るとGN君のような原付2種は頑張れば今回のような荷物を積んでても80kmまで引っ張れます。観光客が運転するレンタカーなどがトロトロ走っていると追い越すことも可能です。しかし、上り坂や一般道を100km以上で走り抜ける地元のトラック等には道を譲る気配りが必要です。要するにバイクのポテンシャル限界で常に抜いたり抜かれたりと前後の車両のことを気にしながら走る必要があるので、かなりストレスが溜まります。このことからも、北海道での原付2種はもしかしたらミスマッチかも知れません。ロマンはあるのですが、私のような勤め人だと一週間の休暇が限界であり、前後の土日を活用しても最大9日間なのでゆっくりまわるという訳にもいかず、フェリー乗り場までの高速道路や自動車専用道路の活用によるワープなどを鑑みると、やはり最低でも250ccの排気量は欲しいかなと思いました。

北海道は絶対またバイクで行きます。あまりにも魅力的で見れてない場所が沢山あり過ぎます。家族にも見せてあげたいので車も検討したいです。でも、もし再度原付2種で行くのなら、今後はあまりケチらずに大洗からのフェリーで往復します。そして、もし250cc以上のバイクで行くようになれば新潟や仙台も視野に入れます。

以上、北海道キャンプツーリングの総括、と言うか一人反省会でした。後は今回の戦利品。

先ずは御船印。フェリーの旅が大好きで最近集めはじめました。これで6枚です。これからもコツコツと集めて行きます。

太平洋フェリーの御船印


本編でも紹介した日本本土四極証明書。今回は最北端の稚内(宗谷岬)と最東端の根室(納沙布岬)をゲットしました。残り二つは両方とも九州なので、GN君でなんとかコンプリートしたいと考えています。4枚揃うと裏が一つの絵になるそうです。(楽しみ!)

最北端
最東端


太平洋フェリーのバイクに付ける乗船札。苫小牧行きの時は仙台が大雨だったので濡れて破れてしまいました。意図せず往復コンプリートです。

バイク用乗船札


ホクレンSS ライダーキャンペーン 2023のライダーフラッグ&ステッカー。

4つのエリアで4種類あります。イエローエリアが道南の函館・倶知安・苫小牧・札幌エリア、ブルーエリアが道北の留萌・稚内・北見、レッドエリアが道央の旭川・岩見沢エリア、そして今回ゲットできなかったグリーンエリアが道東の帯広・釧路・中標津エリアです。

実績で言うと一番難しいと思ってたレッドが一打数一安打(一件目でゲット!)、ブルーが二打数一安打(稚内では売り切れ!)、グリーンは三打数0安打(どこも完売!)、そしてイエローも一打数一安打でした。コンプリート出来なかったのは悔しいですが、シーズン終盤だったのでしょうがないでしょう。

実施期間 2023.6.1~9.30


因みに、今回のツーリングの総移動距離はオドメーター読みで2,545kmでした。前回の四国・九州旅行の2倍以上ですね。ちょっとやり過ぎです。

それではまたどこかへ行った時の報告でもしますので、アップしたらご一読ください。


最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。


See you later! Alligator!!



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