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ぶらり横浜散歩

こんにちは。地元ネタが徐々に北上しているアラ還ウォーカーのホタテマンです。

さて、今回は横浜の海上保安資料館訪問。ここはご存知北朝鮮の工作船が展示されている施設。みなとみらい地区は観光施設として日々進化しているなか、海保の資料館やハンマーヘッドパークエリアはまだ行ったことが無かったので今回訪問することに。お向かいさんも同行するとのことなので娘さんたちも連れてぷらぷら歩くことにした。

実は私、幼稚園~高校卒業までずっと山手町にある学校に通っていたので幼少期~青春時代の想い出がたっぷり詰まっている場所。元町や中華街を歩いていれば知り合いに遭遇する可能性も高いと言った感じ。この日はゴールデンウィーク初日であり、多くの人出が予想されたのでいつもの通り早目にし出発したが、それでも目的の施設がオープンしていなければ意味がないので午前8時過ぎの電車に乗って京急久里浜を出発。

久しぶりに遭遇した当駅止まりの黄色い1000形「イエローハッピートレイン」
京急久里浜08:08発 特急泉岳寺行 2100形

金沢八景に無事到着。桜木町や関内方面に行く際は通常横浜まで出て、JR京浜東北・根岸線、或いはみなとみらい線に乗り換えて少し戻るパターンが一般的だが、今回は変則的なコースを選択。よって、金沢八景で下車した次第である。

駅名標
京急の改札口

JR京浜東北・根岸線の新杉田まで横浜シーサイドラインを利用。地元なので過去に乗ったことはあるが、京急の金沢八景駅と直結してからは初めてであり、小雨も降っていたのでこのコースを採用。

横浜シーサイドラインの金沢八景駅には京急の改札口を出て直ぐ左にあるエスカレーターを使って登れば直ぐである。この本駅は2019年に開業したのだが、それまで1989年の運用開始から30年間は駅前を走る国道16号線の反対側に仮設駅があり、徒歩5分程度ではあるが陸橋を使っての移動を強いられていた。既に本駅が出来て5年が経っているが、まだ一度も利用したことが無かったので今回利用してみることに。

シーサイドラインへの乗り継ぎ用エスカレーターと階段
改札口
金沢八景08:33発 新杉田行 2000形

シーサイドラインは八景島シーパラダイスや市大病院、三井アウトレットパークや南部市場に行くのに便利である。また、埋め立て地の海側には工業団地が広がっており、スーパーオートバックスやバイク専門のNAPS、COSTCOなどがあるが、山側には沢山の戸建てや集合住宅が立っており、沿線住民の人口も多い。

09:00新杉田駅に到着

また、シーサイドラインの車両には運転席が設けたあるが、AGT方式なので基本は無人運転であり、ゴムタイヤを使用している。このタイプの車両に私が初めて乗ったのは確か1980年頃の神戸にあるポートライナーだったと記憶している。

2000形
改札口

JR京浜東北・根岸線への乗り換え。

駅名標
JR京浜東北・根岸線09:11発 大宮行 E233系

09:21石川町到着。

駅名標
南口看板
南口改札口

石川町駅は学生の頃に毎日使っていた駅。ここから元町商店街を抜けて元町公園を登った所に学校がある(あった)。今回、本当に久しぶりにこの改札口を使ったのだが、階段を降りる時に違和感を感じたが答えは直ぐに分かった。昔は改札口前の通りから改札口まで階段を7~8段登っていたが、バリアフリー対策だと思われるが、その段差がなくなっていた。代わりにこの改札までの階段が伸びたものと思われる。基本デザインは40年前と変わらないが、石川町駅も少しづつ進化しているようだ。

石川町商店街も店舗の入れ替えが激しく、昔ここは本屋さん、ここにロッテリア、向かいにウェンディーズ、ここの二階には喫茶店のラ・フロリダ、この角にタワーレコード、その隣にはKFCがあったなど、昔の店舗の解説をし、本牧通を渡ってからもこのあまりにも意味のない説明は続いた。

元町には意外と家具屋さんが多いのは昔大勢住んでいた外国人用の家具作りが盛んで今でも横浜家具なる名称で何店舗が残っているとか、この角にマックがあったけど、あぁ今はこの先きだ。ここの地下にアンナミラーズがあった、ここのポンパドゥールが本店、研修所が三浦市の油壷にあるとか、ユニオンのアップルパイが小学生のころは180円だったが今は1000円近くする、この薬局は不思議と昔のまま、こちらがタツノオトシゴマークのフクゾー。「ハマトラ」ファッションの牽引役を担ったお店。「ハマトラ」とは横浜トラディショナルの略で当時流行ったIVYルックの一種、とか。バッグの北村に近澤レース、洋菓子の喜久屋のオーナーは学校の先輩。ここが靴のミハマでこの角にあるのがウチキパン。等々、意味のない情報を散々聞かされてうんざりだったと思う。この解説は中華街に入っても続くのだが。。。聞かされる方はたまったものではなかったろう。

子供たちもいたのでウチキパンで総菜パンを買って食べ歩きタイム。ここで購入したのはクルミ入りのライ麦パン。

創業1888年

元町商店街の外れまで来て谷戸橋を渡り、少し戻ると現れるのが中華街の朱雀門(通称南門)。ここから中華街を攻める。因みに、ここ横浜中華街は日本最大かつ東アジア最大である。今回は食材を少々買いたかったので食品店を数点見てまわる。

朱雀門(南門)

入って直ぐの所に現れるのが媽祖廟。

横浜媽祖廟

媽祖廟の先を左折して食品店を数点物色した先に現れるのが関帝廟。

関帝廟

関帝廟の先の横浜中華学院を回り込む形で右折して加賀町警察の所で中華街大通りを右折し、朝陽門(東門)に向かう。ここでも解説が入り、萬珍樓は同級生、広東飯店も同級生、同發は先輩、華正樓も先輩、北京飯店も先輩、等々。自慢にもならない話が続く。

途中、崎陽軒の「シウマイBAR」なるものを発見。開店前だったのでその内容確認は出来なかった。

崎陽軒の「シウマイBAR」
朝陽門(東門)

この門の左隣りの角にある北京飯店で肉まん数個をお土産で購入。そのまま真直ぐ山下公園に向かう。

山下公園からは大さん橋を通って本日の目的地である海上保安資料館に向かう。途中、大さん橋には「にっぽん丸」と「ダイヤモンド・プリンセス」が接岸している。

大さん橋南側接岸中の「にっぽん丸」

にっぽん丸は総トン数22,472トンの商船三井クルーズが運航する外航クルーズ船。現在の船が3代目で1990年9月に就航した船齢30年プラスの旅客船。ゴールデンウィークは日本一周クルーズ中でこれから佐賀の唐津に向けて出航準備中。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルとダイヤモンド・プリンセス

ダイヤモンド・プリンセスはイギリスP&Oクルーズ社が所有し、アメリカのプリンセス・グルーズ社が運航する外航クルーズ旅客船。総トン数が115,875トンで、全長が290mあり、デッキが18階もある巨大旅客船。大さん橋に入ってきているということは、横浜ベイブリッジを潜れたということだが、今では潜れない旅客船もあるそうなので、恐ろしい話である。

これから鹿児島経由で韓国の済州島に向かう模様。その後、北海道の小樽、函館、釧路を経由して、横浜に戻ってくるそうである。

ダイヤモンド・プリンセスはにっぽん丸の約5倍の総トン数

大型旅客船を眺めつつ、海保資料館に向かう。資料館には平成13年12月22日に発生した、九州南西海域工作船事件に関する工作船と回収品が展示されている。

こちらが工作船。後ろが観音開きになっており、そこから高速艇を出し入れしていた。工作船自体は漁船を装っていたので、至る所に実態を隠すための工夫がされている。

工作船。目視だが、12気筒エンジンが4つ搭載してあった
高速艇。こちらはボルボのエンジンが3基搭載してあった。

我が国防衛の要は現段階において海自よりも海保の方が重要である。実践経験も海保の方があるので、彼らの予算増は急務である。自国を守れなければ交通インフラもなにもないので、国土交通省はくだらない高速道路や橋を作る前に、海保の予算を増やすべきである。

少額ながら、幾何かの寄付をさせて頂きました。

海上保安資料館を後にし、桜木町駅に向かう。資料館の隣はハンマーヘッドピア。ここには新港ふ頭客船ターミナルがあり、9号岸壁にはオランダの旅客船「WESTERDAM」が停泊している。オランダ船籍のこの船は総トン数81,811トンで、ダイヤモンド・プリンセスほどではないが、かなり大きく「にっぽん丸」の3.5倍以上もある。この時は横浜から室蘭や釧路を経由して北太平洋を横断の後、アラスカ経由でアメリカ西海岸のシアトルに向かう予定のようだ。

このピアの名称由来であるハンマーヘッド型クレーン。
ターミナル入口
ウエステルダム


桜木町へ向けて歩き続ける。ピオシティB2Fにある飲み屋街で一杯やるつもりだったが、条例で20歳未満の入店が出来ない店がほとんどだったことから、今回子連れの我ら一行は残念ながら外から様子を見て退散。ゴールデンウィーク初日と言うこともあり、大勢の観光客が押し寄せてどの店も満員だった。しかし、横浜近郊にて絶大な人気を誇る立ち飲みチェーンの「じぇんとるまん」の隣に「晩杯屋」が殴り込んで来たので、今後の競争が楽しみである。

致し方なく、野毛の飲み屋街をリサーチしつつ、京急の駅がある日ノ出町まで移動。駅前にある北海道ラーメンの「楓」でラーメンとビールにしたが、ピオシティをスルーしたのと、歩き続けでかなり疲れてしまっていたようで、ラーメンの写真失念。詳細はこちらをご参照頂きたい。

私は辛味噌ラーメンを注文。ポタージュのように濃厚なスープには、多分ゴマダレがたっぷり入っているものと思われる。麺も美味しく、チャーシューも立派で大満足。ビールはサッポロラガーの赤星を頂いた。


ラーメンで満腹になったので、帰宅することに。

駅名標

日ノ出町からは上大岡まで普通に乗り、上大岡で特急に乗り換え一気に京急久里浜へ。

駅名標
1000形(ステンレス車)

お向かいさんも自分もこのままでは終われないので、お向かいさん家でリベンジ飲み会実施。京急久里浜の京急ストアで肴を調達し、遅くまで飲み会が続いたのは言うまでもない。


今回の戦利品

ピータン2個とザーサイ、激辛スリラーチャに台湾ソーセージ、そして杏のお菓子
海上保安資料館の御船印


これにて今回のぶらり横浜散歩は終了。ピオシティは残念でしたが、主目的の御船印はゲットできたのでOK。正直、ピオシティや野毛はかなり観光地化してしまい、今後は少し足が遠のくかも。もう少し、地元民御用達のお店を開拓したい所存です。やっぱ鶴見方面かな?それとも横浜でもディープな黄金町方面かな?横浜市営地下鉄ブルーライン沿線も色々あるので開拓の余地あり。

今後の呑み活に乞うご期待。

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