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2024年3月 キュンパス日帰り新潟~山形旅行

こんにちは。喜寿母連れまわし日帰り旅行第2弾を強行してきた、アラ還キュンパッサーのホタテマンです。

さて、今回は前回の青森に続く第2弾として新潟と山形に行って来たのだが、また今回も何だか新幹線乗り鉄旅行になってしまった。しかしながら、同行者の喜寿母は座り心地の良い新幹線の席に長時間座るのはあまり苦ではないようで、それなりに楽しんでいた様である。


今回のコースはざっとこんな感じ。

京急久里浜~横浜~東京~新潟~余目~新庄~東京~横浜~京急久里浜

それでは、もう少し細かく見て行きたい。


東京駅までは前回の青森旅行とほぼ同じ。

05:05京急久里浜発 特急泉岳寺行

1500形

途中から母が合流し無事に横浜駅到着。

05:42着


横浜でJR東海道線に乗り換える。

05:53横浜発 上野東京ライン高崎行

E231系

06:19東京到着。

今回の旅行は新潟~山形なので上越新幹線で一気に新潟まで移動する。キュンパスは1回(1日)指定席2回まで予約可。上越新幹線の「とき」には自由席があるのでここの移動には自由席に乗車予定。

我々が乗る「とき303号」新潟行が20番線に入線。早目(15分程度)に並んでおり、しかも1号車の最後尾ドアだったので余裕の1番乗りで並び、無事、一番後ろの二人席を確保。

07:04東京発「とき303号」新潟行 E7系

晴天の中、母には先日乗車した東北新幹線「はやぶさ」とは大宮で分岐し、更に高崎では北陸新幹線と分岐する箇所を窓越しに見せることが出来た。更に3月16日には北陸新幹線が現在の石川県の金沢から福井県の敦賀に延伸することや、敦賀からは新日本海フェリーにて北海道に行けることなどを説明。フェリーと言えば、近々に一度母を東京九州フェリーに乗せなくてはならないと考えている。その場合、旅行先は北九州エリアになるのでまた色々と楽しい旅行企画が始まりそうだ。

閑話休題

車内では偶然お互いが作って来たサンドウィッチの品評会となった。前回の青森旅行では行きの車内で食べたお弁当が後々まで尾を引いてしまったので、今回はその教訓を生かして弁当は買わなかったのだが、やはり親子である。小腹程度の食事はお互い用意して来たと言うことか。母のサンドウィッチはレタスや玉子が入っており、私のものより豪華だ。しかしながら、大は小を兼ねる的発想の母のサンドウィッチにはこれでもかと言わんばかりにレタスが挟まっていた。母はそういう人なのである。

左が私のいつものサンドウィッチ、右が母のサンドウィッチ風サラダ(?)


無事、定刻の08:56に私たちを乗せたE7系上越新幹線「とき303号」は新潟に到着。下車して母の記念写真を撮っていたら迫力のある景色に遭遇出来た。

E7系3編成 揃い踏み


新潟では母に旨い米を食べさせたかったのでここに行くつもりだった。

しかし、行ってみたら店の前には長蛇の列。多分インバウンド客にもこの店は知れ渡っているもの思われる。入店まで1時間以上かかりそうだったので諦めて信濃川を見に行くことに。

信濃川と萬代橋

信濃川は日本三大河川で、全長367kmは日本最長。因みに残り2つは利根川と石狩川。余談だが信濃川は新潟県内の呼称であり、その上流である長野県内では千曲川と呼称される。実際に川辺まで行ってみると壮大な水量がかなり早い速度で流れており、凄い迫力である。

日本一の川も見れたので、駅方面に戻る。途中、昨年秋にトライしてトラブルにより断念した万代シティバスセンタービル内にある万代そばのカレーをチャレンジすることに。

立喰そば・うどん・カレーの万代そば
ミニカレー

黄色っぽい昔ながらのカレー。具材もジャガイモ・玉ねぎ・ニンジンに肉は豚バラが入っており、昭和のカレー感が強く、懐かしい感じである。立ち食い用のテーブルに貼ってあった説明文によると、2017年(?)のアメトーーク「カレー大好き芸人」で紹介され、一気に全国的に認知される。その後、秘密のケンミンSHOWでも紹介され、一時期はお土産用のレトルトが品薄状態だったとか。

母は昼食の為にセーブしていたので一口味見したのみ。しかしレトルトは買っていた。私が完食したのだが、まぁ懐かしさと話題性でトライする価値はあると思う。正直、そばかうどんとのセットか、カレーそばやカレーうどんで食べる方が単体でガッツリよりは良いかも。そば好きの私としては次回はそばとのセットで食べてみたい。

カレーの後は更に駅に向かって戻り、丁度10時に開店した駅近くのミニスーパーにてこれから乗る特急車内での食事やつまみをゲット。この日はマグロ丼が550円だったので母とのシェア用にひとつ購入。更に今回の旅行で母が狙っていた「いぶりがっこ」もゲット。母は更にプリンやらヨーグルトやらを買っていたようだ。

けんこう市場


時間も良い感じになったので新潟駅へ。入場前にもう1ヵ所母に紹介したのは皆さんご存知の「ぽんしゅ館」。母は楽しそうに土産ものや地元の食材やら調味料やらを見ていた。今回は混んでいたのと時間がなかったので試飲はしなかったが、次回訪問時はまたじっくり攻めてみたい所存である。


新潟駅に戻り、在来線ホームへ。ここからは特急「いなほ」で山形県方面へ向かう。乗るのは10:48発 特急いなほ3号酒田行。在来線の特急に乗るのは本当に久しぶりで楽しみである。特急「いなほ」には自由席車両もあるが、混み具合がまったく分からなかったのでここで2回の内の1回目の指定席を使う。乗ったのは3号車のA席とB席。進行方向左側の海が見える席である。

新潟駅の在来線ホームの時刻表。路線としては信越線・磐越西線・白新線・羽越線・越後線とあるが、本数はそれほど多くはない。

時刻表

回送車なので路線は分からないが、この辺りの主力車両である。

E129系

5番線に入線して来た10:48新潟発 特急「いなほ3号」酒田行

E653系

目的地は酒田ではなく、その少し手前の余目。本日のランチはその余目を予定している。

12:53無事到着

余目駅を出るE653系
駅名標
駅舎


ランチを頂く予定のお店まで駅から1km以上あり、また営業も14時までなので駅前のタクシーに飛び乗る。無事、5分程で目的のお店に到着。お店はこちら。

和牛料理「はんだ」

こちらでは仙台牛のロースステーキランチを注文。

コーンポタージュスープとフレンチドレッシングが掛かったサラダ。

スープとサラダ

メインのロースステーキと付け合わせの野菜とパスタ。

仙台牛

リンゴ入りチーズケーキタルトにバニラアイスと果物はパイナップルとキウイフルーツ、フレッシュミント添え。

デザート

母はこの内容で大満足。ステーキといっしょに付いてきたライスもとても美味しかった。

美味しいランチの後は近くのMaxValueを物色。ここでも母は「いぶりがっこ」を買っていた。

食後の運動がてらテクテク駅まで歩く。この日は3月11日。駅に着いたら丁度14時46分少し前だったので庄内町の防災無線から黙とうの放送あり。母と二人、静かに1分間の黙とうを行う。

あの日のことは今でもよく覚えている。発災後、職場では帰宅指示が出され、電車は運休していたので信号も停電している中、10km以上の道のりを3時間かけて歩いて帰宅。そこからは車のガソリン給油に苦労したり、福島第一原発事故を懸念して妻と娘を当時伊豆の函南に住んでいた母の所に避難させたりとしばらくは混沌とした時期を過ごした。あの日の出来事は決して忘れてはいけない記憶だと黙とうしながら再認識したホタテマンである。


さあ、余目からは陸羽西線にて新庄に移動。。。と言いたい所だが、陸羽西線は現在、高屋道路の高屋トンネル建設関連工事の影響で2024年度中までは運行休止中であり、バス代行輸送が行われている。

15:20余目発 新庄行

駅舎と代行バス

バスも基本的に陸羽西線に沿って新庄に向かう。ほとんどの場合、実際の駅の前にバス停があるのだが、いくつかの駅ではフルスペックのバスを停めるのが難しいのか、近くの道路沿いにバス停が設置されている。

陸羽西線には「奥の細道最上川ライン」なる愛称が付いており、本当なら最上川沿いの景勝地をキハ110系で走り抜けるのだが、この日はバスから美しい最上川を望むことが出来た。残念ながら母が川側の席に座って居たので写真は撮れず。それにしても最上川は美しかった!

その最上川だが、こちらは日本三大河川の信濃川同様、日本三大急流の一つとして知られている。後の二つは富士山の麓を流れる富士川(身延線沿い)と熊本県の球磨川。球磨川は2020年7月の豪雨で氾濫し、球磨村や人吉市など私が愛する球磨焼酎の蔵元がいくつも被害にあった。鉄道も然り、肥薩線の橋梁等が冠水・流失してしまい、現在も不通である。しかしながら、何とか復旧する方向で熊本県とJR九州が合意した模様。

閑話休題

途中、古口駅で5分休憩。駅のトイレが使える。

代行バスと駅舎


16:49新庄到着

新庄駅前バス停
駅舎
新庄まつりの山車の飾り

新庄駅では乗り継ぎ時間約25分の間にお土産等を物色。母はここでも「いぶりがっこ」を購入。しかもここでは一本ものを二本も買っていた。

新庄からは山形新幹線で東京まで一気に戻るが、福島までは在来線を走るので在来線の特急に毛が生えた程度の速度である。しかしなら、乗り心地は先程の特急「いなほ」のE653系よりずっと良い。これは多分車両の造り込みもあると思うが、「いなほ」が走る羽越本線の軌間はJR在来線では一般的な狭軌である1,067mmなのに対し、山形新幹線の在来線区間の軌間はその他新幹線と共通の標準軌1,435mmなので揺れが少ないのかもしれない。

私たちが乗る「つばさ156号」も確認できる。

改札口

17:12発 山形新幹線「つばさ156号」東京行

E3系
車内

初山形新幹線だったのでとても楽しみ。予想通り、在来線走行中は最高速130km/hなので不思議と在来線の特急より遅く感じる。

山形駅に着くころには外は真っ暗。米沢の夜景は綺麗だったが、楽しみにしていた板谷峠越えは標高差による耳鳴りがするだけで、外は漆黒の闇のみだった。

福島ではE2系の「やまびこ」と連結し、後は一気に250km/h超で爆走して東京に向かう。東京駅が近づくにつれ、母は地方都市との違いを痛感し、大都市東京の凄さを再認識したようである。


新庄を出てから約3時間半後の20:48、無事東京駅に戻る。

E3系@東京駅

現行山形新幹線のE3系の最高速度は275km/h。今や320km/hが一般的な東北新幹線のE5系や秋田新幹線のE6系に比べ、山形新幹線の速度は運用上弊害が生じる。よって、近々にE8系が導入予定。東北新幹線路線内では最高速度300km/hで運用するのが目的。E2系も最高速度がやはり275km/hなのでこちらはE5系に入れ替えられて行くのであろう。兎に角、今回乗ったE3系も徐々にE8系に入れ替わり、その内見なくなってしまうだろう。そのことからも今回乗れて本当に良かったと思う。


さて、後は帰宅のみ。東京~横浜は東海道線。横浜~京急久里浜は京急線である。


上野東京ライン21:02発 平塚行

E231系

21:29 横浜到着


21:41 横浜発 京急線 快速特急崎三崎口行

1500形 写真ブレブレ

快特なので、母は途中下車。私はそのまま京急久里浜まで乗り続ける。

22:17 京急久里浜到着

京急久里浜駅下りホーム


23:00前に無事帰宅。

今回の戦利品

だだちゃ豆クッキーは会社用。村上牛と常陸牛の弁当、米沢牛のご飯だれ、いぶりがっこチップス、柿の種3種、新庄のゆべし、そしてスライスいぶりがっこ。

お土産色々


総括

総合的には良い旅だったと思う。キュンパスは新幹線や特急に乗れるので移動範囲が伸びて嬉しい。気付いた点は往路の上越新幹線自由席車両内ではマナーの悪い乗客がスノボーを座席に置いて占領していたこと。車掌さんは車内放送で繰り返し注意していたが、狸寝入りで無視。車両を見回りに来た車掌さんも警備員も特に注意しなかったのが不思議。

新潟のおにぎり専門店「にぎり米」が予想以上に混んでいたこと。インバウンド客が押し寄せると厳しいことを痛感した。

陸羽西線は代行バスも良かったが、復活したら必ず乗りたい。これは米坂線も同様。その前に陸羽東線をチャレンジしてみることにする。

山形新幹線は一度日中に坂谷峠越えを経験したい。在来線でも良いかも。


以上、喜寿母を連れて乗り鉄して来たアラ還オヤジのホタテマンでした。

次は何処に行こうかなぁ~~。

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