「いのちの車窓から(怒り)/星野源」

高校生のとき、「ほたては説教くさいよね」と言われたことがある。その時はピンとこなかったこの指摘が今となって耳の痛い話だなと感じる。

テレビで見たこと、本で読んだこと、自分の感じたこと、自分が正しいと思ったことは誰かに伝えたくなる。相談されたり、その人に適切なエピソードだと思うと嬉々として話し出す。だんだん話すことが気持ちよくなり始める。

ベーシストのハマくんと怒りエピソードを話すときの暗黙のルール「ヘビーな怒りエピソードほど面白く、笑えるように」。これを読んでハッとした。そして改めて星野源の曲を聴いて(このときは化物を聴いた)、改めて納得した。

人に何かを伝えたいときは聞きたいと思ってもらえるものに変換する。表現のプロから学んだ時間になった。

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