SixTONESにハマった半年間の覚え書き


1.はじめに


私がSixTONESというグループを知ったのが2023年の2月でそこからファンになって約半年が過ぎた。
時間間隔は成長と共にどんどん早くなり、大人になった今は半年なんて一瞬で過ぎ去っていく。元旦を迎えたと思ったらすぐ梅雨明けが迫っていて毎年びっくりする。いつも上半期はあってないようなものだ。
そんな上半期が今年はやけに長く感じる。体感的にはもう2年くらい経ってる気がする。
なぜか。そう。SixTONESにハマったから。

SixTONESにハマってからのこの半年間、毎日が推しの供給過多によるお祭りで神輿で嵐で大波で台風一過でもみくちゃでめちゃくちゃに楽しかった。ふと、もし自分に日記を書く習慣があればこんなに濃くて楽しくて充実した日々を記録してたのになぁと思い、それなら今からでいいから半年分の日記を残しておこうと思ってこの文章を書いている。

そもそも音楽を聴く習慣があまりなかった。
学生の頃は人並みに流行りの楽曲を聴いていたし誘われてライブに行くこともあったけど、就職して結婚して子供が生まれて生活環境が変わる中で忙しさに比例して音楽に触れる頻度は右肩下がりに減っていき、特にここ数年は家で音楽を聴く習慣もなくなってテレビの歌番組を流し見する程度だった。そのわずかに聴いていた数少ない音楽の中にジャニーズはなく、好きな人も身近にいなかったのでジャニーズに関する知識はテレビで得られる初心者レベルの自分がなぜこんな唐突にSixTONESにハマっているのか、私自身もよく理解できていない。
気付いたらCDを買い揃えて休日は出演番組やⅮVDを観て金曜になるとYouTube配信を楽しみにして土曜はラジオを聞くのが日課になっていた。ありがたい縁でライブや舞台を見ることもできた。いつの間にか、当たり前のように生活の一部にSixTONESが存在していた。

今までの少ない音楽歴を振り返っても特定のアーティストにこんなに熱を持ってのめり込む経験は初めてで、しかもそれがジャニーズでアイドルというまさか自分が人生でハマるとは予想だにしていなかったジャンルで、正直SixTONESを好きになってからしばらくずっと、自分の感情に戸惑っていた。

でもその戸惑いを掻き消すほどSixTONESにハマってからの毎日はびっくりするくらい楽しい。楽曲のリリース日やライブの公演日を手帳に書いて待つのがこんなに楽しいと思わなかったし、彼らの誕生日やグループの結成日は自分にとっても記念日になった。新曲のリリース日やメディアに出た日はSNSの感想を読み漁っては首がもげそうになるほど頷きながらいいねを押した。

SixTONESを好きになって音楽を聴く習慣ができたことで長年埃を被っていた数少ない手持ちのCDを聴いたりサブスクで様々なアーティストを聴いてみたり、音楽を聴いて楽しむという長らく忘れていた感覚がじわじわと戻ってくるのも嬉しかった。

推しが日常を彩ったり幸せを供給してくれる存在なら私にとってSixTONESは間違いなく推しだと思う。

今まで色んな方の沼落ちブログを楽しく読ませてもらいながら自分も機会があれば好きな気持ちを言語化してみたいと思っていたけど、いざ書き始めてみると自分の感情を紐解くのがこんなにも大変だと思わなかった。

誤字脱字や見苦しい部分や失礼な表記はないか気を付けたつもりですが、言葉や表現に気分を害されたらすみません。温かい目で読んでもらえると幸いです。

2.SixTONESを知ったきっかけ


YouTubeの「THE FIRST TAKE」をご存知でしょうか。アーティストが自分たちの楽曲を一発録りしてそのパフォーマンスを公開するという鬼のような企画を行っているチャンネルです。

白いスタジオに置かれた、一本のマイク。 ここでのルールは、ただ一つ。 一発撮りのパフォーマンスをすること。 それ以外は、何をしてもいい。 一度きりのテイクで、何をみせてくれるだろうか。 一瞬に込められた想いを見逃すな。

THE FIRST TAKE

張り詰めた緊張の中で生まれるライブ感はリアリティがあってアーティストの素の表情が垣間見えるドキュメンタリー感が人気のチャンネルなのだけど、たまたま友人との会話でこのTHE FIRST TAKEが面白いと勧められたので一度見てみるかと軽い気持ちでYouTubeを開いた。

THE FIRST TAKEをしっかりと見たのはこのときが初めてだったけど、確かに面白くて同時にとんでもない企画だなぁと思った。

やり直しの効かない一発本番は生放送と同じだけど、テレビと違って映像が半永久的に残るYouTubeというコンテンツでこの企画を考えた運営もさることながら、出演するアーティストの度量もすごいなと。誤魔化しの効かない空間でリテイクなしで歌う緊張感は素人の自分が想像するだけでも震えそうになるけど、どのアーティストも自分の思いを歌に乗せて熱量の高いパフォーマンスをする姿はとても格好良くて、そのライブのような臨場感は確かに他では見れないものだなと思った。

何組かのアーティストを続けて見ているうちに、SixTONESという6人組が出てきた。楽曲は「Everlasting」というバラードだった。

https://youtu.be/sEuM0jWXAg4

第一印象は「歌上手いな〜。シックスストーンズっていうんだ」だった。
グループ名も読めなかったしそもそもジャニーズだと知らなかった。てっきり若手のボーカリストグループだと思っていた。

最初に思ったのはハモリが綺麗だなぁと。それぞれの声質や歌い方はあまり似ていないけど全員で歌唱したときのハモリがとても綺麗で、あとメインパートを歌うジェシーくん(このときはまだ名前を知らないのだが)の声が印象的だった。柔らかい歌声は低音になると少しザラっとした質感でネイティブな発音は聴き心地が良かった。

聴き終わってからコメント欄を眺めていると衝撃的な事実を知った。勝手に若手のボーカルグループだと思っていたこの6人組が実はジャニーズのグループだという。

正直、めちゃくちゃ驚いた。
この6人、ジャニーズなんだ??!

ジャニーズらしくないというと語弊があるけれど、このときはジャニーズらしさ・アイドルらしさを感じさせない彼らを見て「ジャニーズにはこういうグループもいるんだなー!!!」と新鮮な驚きと発見があった。(グループ名はシックストーンズではなくストーンズと読むこともコメント欄で知った)

ただこのときはグループの名前を知るに留まってそれ以上は特に見たり調べることはなく、THE FIRST TAKEもこれ以降は見る機会もなかった。

3.ギャップに衝撃を受ける


そこから数日経ったある日、突然6人は現れた。

子どもが通う体操教室で教わっているダンスの曲が格好良くて好きだと言うので流行りの歌かなと曲名を尋ねると「ぶんぱうわう」だと言う。
思わず「なんて?」と聞き返した。

ぶんぱうわう
なんだそれ?何語?

よく分からないままスマホで「ぶんぱうわう」と検索してみると、確かに「Boom-Pow-Wow!」という歌があった。本当だ。
検索画面のトップに表示された動画を開くと出てきたのがYou Tubeで公開されていた6人がブルーバックで歌うBoom-Pow-Wow!だった。



黒のレザージャケットに身を包んだ今どきっぽい男の子たちがぎゅっと密集してノリノリで踊っている。なんだかすごく陽キャ集団というかヤンチャな雰囲気だ。若い子に人気がありそうだなぁと思いながら子どもに聞くとこの曲だというので、LDH系のグループかなとタイトルを見るとSixTONESと書いてある。思わず二度見した。

SixTONES?
SixTONESってこの前、THE FIRST TAKEで見たあの6人組じゃなかったっけ?

。。本当に?
違うグループじゃないの??

THE FIRST TAKEで厳かにバラードを歌っていた彼らと今目の前のyoutubeでウェイウェイなノリ全開で歌って踊る彼らに共通点が見いだせず、混乱しながらもう一度MVを再生すると、数名の髪型が変わっていて気付かなかったけどよく見ると確かにメンバーは同じ顔触れだった。(ちなみに北斗くんと樹くんで気が付いた。ジェシーくんと髙地くんは髪型が変わりすぎていて全く分かりませんでした)

補足:30代に入るとだんだん顔認識が苦手になってきて髪型や体格で人を覚えるようになるので髪型が変わると大体アウトです。(個人差あり)

「Everlasting」と「Boom-Pow-Wow!」というふたつの楽曲の振り幅があまりに大きくて本当に同じ人たちが歌っているのかと初めは信じられなかったし、その強烈なインパクトは『SixTONESってどんなグループなんだろう?』と彼らに興味を持たせた。

オタクは関心を持った対象はすぐに調べたくなる習性のある生き物なので、さっそくSixTONESの公式サイトを検索してディスコグラフィーを見るとシングル、アルバム、ライブDVDがリリースされていると分かったもののジャニーズはサブスク解禁していないことを知って、また二度見した。

配信がない?
このサブスク全盛期に?
配信がない?

サブスクも配信もしていないということはSixTONESの楽曲を聴くにはCD一択になり、購入するかレンタルする必要があるわけだけど、長年音楽を聴く生活から遠ざかっていたのでそもそも家にCD再生できる機器がなかった。(たまに聴きたい音楽があるときはYouTubeかAmazon MUSICでほとんど解決した)
なのでCDを入手する前にまず再生環境を用意する必要があったのだけど、この時点でまだ軽い興味を持った程度の私にとってわざわざそこまで準備する手間とコストは正直面倒くさく、二の足を踏んでしまった。

身近にジャニーズファンもおらず、どうしようかなと思っていた矢先、SixTONESのYouTubeチャンネルの存在を知った。
ジャニーズは肖像権に厳しいイメージがあったのでYouTubeを解禁していることは驚きだったけど、サブスクや配信サービスがない状況でもしもYouTubeがなかったら、おそらく気になる存在のまま手を出すことなく興味を失い深くハマることはなかったと思う。ジャニーズが活動の場にYouTubeというコンテンツを新たに設けて楽曲に触れる機会を作ってくれたことはめちゃくちゃありがたかった。

4.好きになった理由①楽曲


YouTubeチャンネルのMVコンテンツを片っ端から見ながら良い曲が多いなと思った。個人的にこのとき聴いていてとくに好きだったのは「Lifetime」「マスカラ」「うやむや」「フィギュア」「人人人」。
意外だったのが王道の恋愛ソングが少ないこと。
恋愛ソングは多いけどThe・アイドルのようなキラキラした王子様系の楽曲はあまりない印象だった。自分自身がそうした王道の恋愛ソングが苦手だったので(アイドルの楽曲を好んで聴いてこなかったのもこれが大きい)ジャニーズでありながら王子様路線じゃないSixTONESの楽曲はとっつきやすかった。

そしてやっぱり歌が上手い。

髙地くんが以前雑誌のインタビューでジャニーズにいるからこそジャンルレスの楽曲にチャレンジできる強みがあるという話をしていたけれど、バラードやヒップホップやロックやボカロと幅広いジャンルの楽曲に自分たちの色を着けて表現するのはグループ全体の歌唱力の地盤があるからできることだと思う。

あと樹くんのラップの存在感がいいなと思った。ジャンルの違う楽曲が並んだときにSixTONESの色をつけて統一性を持たせるのに樹くんのラップの影響が効いている感じがする。

ジェシーくんが「自分たちはジャニーズの王道じゃない」と言うようにアイドルでありながらアイドル然としないで自分たちのスタンスを作り上げる彼らだからこそこだわりの詰まった楽曲はどれも全力でかっこよかった。

MVの中で特にハマったのが「Strawberry Breakfirst」だ。映画のワンシーンを切り取ったような世界観に入り込んだ6人がとにかく格好よくセットや小物やスタイリングも細部に凝っていてお洒落だ。このPVをディスクで保管したいがためにシングルCDも買った。
何よりこれがカップリングと知って驚いた。

https://youtu.be/-YP_I9C7i4


カップリングというと表題曲に比べると目立たなくてテレビで披露される機会も少ない二番手の曲なんてイメージがあったけれど、そんなイメージをいとも簡単にひっくり返すくらいSixTONESのカップリングには名曲がずらりと並んでいる。
「You & I」「Call me」「フィギュア」「Gum Tape」「オンガク」「Lemonade」「Hello」と好きな曲を上げていくとキリがない。もう本当に全部良いのだ。言い値で買うからカップリングだけを収録したアルバムを発売してほしい。

シングル・カップリング・アルバムに関わらず6人の制作に臨む熱量の高さにも驚いた。インタビューやドキュメンタリーを見ていると言葉の端々から音楽に対してどこまでも真面目で楽曲に愛情を持っている人たちなんだなぁと思う。

勝手な先入観だけど、私はずっとアイドルと呼ばれる人たちは基本的に事務所が決めたイメージカラーに沿って用意された演出を受けるものでそこに本人たちの意志はあまり反映されないと思っていた。
だからSixTONESを知ってから、彼ら自身も制作チームの一員としてグループの音楽性や方向性を共有したり選曲や楽曲制作に関わって自己プロデュースする姿にとても驚いたし、今まで自分が無自覚にアイドルに対して固定概念を抱いていたことにも気付かされた。

5.好きになった理由②ライブ


楽曲を一通り聴き終えてからライブコンテンツに手を出した。MVだけじゃなくライブ映像まで公開してるなんて太っ腹だなと再生リストの一番上にあった「WHIP THAT」を開いて驚いた。

https://youtu.be/o6WRJSGVQuQ


ライブの6人、めちゃくちゃかっこいいじゃん!!!!!!

勝手にジャニーズのコンサートってもっと王子様っぽくキラキラしていてファンの歓声が飛び交っているイメージがあったけど全然違った。
キラキラっていうかオラオラだしギラギラしてる。でもヤンキーっぽい感じとも違う。クールでファニーでやたらオーラがある。
生のライブならではの迫力と臨場感と高揚した空気が画面越しに伝わってくるような会場の一体感がとにかく楽しそうで6人のパフォーマンス力から目が離せなかった。

というかTHE FIRST TAKEのときも思ったけどこの人たちの歌唱パフォーマンスってすごいな…????
よく喉からCD音源なんて言うけど、SixTONESの場合はそこにライブ感がプラスαされてパフォーマンスのクオリティが更に底上げされてる気がする。 

ライブなので長時間ぶっ通しで歌って踊っていると思うのだけど、どの曲も疲労は滲んでも声量は落ちることなく安定したパフォーマンスは彼らがプロであることを実感させた。

と思っていたら間奏があれで、涙が出るほど笑った。(見ていない人がいたら是非見て欲しい)

いやちょっと待って。
あんなばっちばちに決めておいて君らいったいなんなの??
かっこよさと面白さがジェットコースター並みの緩急で押し寄せて感情が振り回されて情緒がついていかない。なにより本人たちが誰よりもめちゃくちゃに楽しそうなのがいい。
ちょっとSixTONES、おもしろすぎる。

6.好きになった理由③バラエティ力


そして沼落ちを決定打にしたのがバラエティコンテンツだった。私が最初に見たのが確か春の体力測定という動画だったと思う。

https://youtu.be/pAPeqNdZ-eo


青ジャージに身を包んだ6人が体力測定をするというシンプルな企画なのだけど、これがめちゃくちゃ面白い。単純にバラエティとして面白いし仲の良い友達同士の6人がわちゃわちゃ遊んでいる光景を端で眺めているような不思議な感覚にもなる。

その感覚になんだか既視感があったのでよくよく考えてみると、彼らの先輩に当たる嵐だった。

ジャニーズに関する知識は乏しい私も嵐の冠番組である「VS嵐」は放送当時よく見ていた。楽曲を聴かないくせになぜ見ていたのかというと単純に面白かったからだ。(ロッククライミングのコーナーが特に好きだった)
グループとして様々な記録を打ち立てて個人でもそれぞれの分野で活躍しているメンバーたちがレギュラー番組で見せる軽快なノリと飾らない仲の良さに親しみと好感があった。

SixTONESを見ていて感じる安心感もそれと類似してる気がする。メンバー同士で雑にいじったりいじられたりしているけれど基本的に相手を否定することはしないしお互いに肯定しているのでやんちゃなやりとりも平和に見える。6人のどのペアを取っても自然体で普通に仲の良い友達同士みたいな関係だからグループに安定感があって安心して見ていられる。

MVやライブで見せる格好いい姿と、お揃いの青ジャージを着てバラエティを楽しむ素顔と、どちらにも6人の良さが詰まっていて、そのギャップにSixTONESがファンから愛される理由が少しだけ分かった気がした。

7.のめり込んでから今に至るまで


YouTubeを一通り見終わったあと、PC用の外付CDドライブレコーダーとワイヤレススピーカーを購入した。同時に1stアルバムと2ndアルバムの通常版を購入した。
さすがに既存の発売CDを一度に購入するには数が多いのでひとまずアルバムなら収録曲も多くデビューから現在までの楽曲を履修するのにちょうど良いはずだろうと思ったのだが、SixTONESはカップリングに神曲が多いことをあとから知って順にシングルにも手を出すことになったし、ユニット曲が収録されているのはアルバムの初回盤なのでそちらにも追って手を出すことになった。

ライブDVDはYouTubeで見た「Everlasting」がどうしても見たかったので「Feel da CTIY」だけ購入したけれど、DVDを見たのちに結局「TrackONE-IMPACT-」と「on eST」も買った。

成人したオタクほど財布が緩いのはどのジャンルも共通していると思う。

そこからは冒頭でも述べたようにSixTONESが日常に浸透するまであっという間だった。瞬殺だった。

さらにありがたい縁に恵まれて4月の東京ドーム初日公演に参加することができた。生まれてはじめてペンライトを振った。(物販で買えずしょげてたら同行者様が貸してくれた。その節はありがとうございました)

今振り返っても初めて観るSixTONESのライブが初東京ドームの初日って信じられない。たぶん一生分の運を使い果たしたと思うし浮足立っていたしずっと挙動不審だった気がする。同行させてくれた方が優しくて本当によかった。

生で見る6人のパフォーマンスは想像をはるかに上回るパワーがあって、空気をびりびり震わせるような気迫と高揚感がすごくて、とにかく格好よかった。会場にいる全員が全力で楽しんでて、この景色を一瞬も見逃したくなくて気を抜けなかった。

ライブ後半になるほど力強くなる大我くんの歌声は本当に圧倒された。序盤から歌い踊り続けて蓄積されてるはずの疲労を感じさせない歌声はロングトーンもビブラートものびやかで、ミュージカルの世界にも身を置く彼が培ってきた武器なんだなぁと思い知らされた。大我くんの歌を生で聴きながらいつか彼のミュージカルを見に行きたい、行けますようにと心の中でこっそりと誓った。

ラップの印象が強かった樹くんの優しい歌声にもびっくりした。ラップパートはあんなにいけいけのがなり声なのにメロディーやサビになると超絶に甘いって反則級のギャップなのでは。それに加えてMCの配慮に満ちた言葉選びと自由な5人のトークを軌道修正しながらスムーズに進行する姿を目の当たりにするとオギャーの瞬間から現在に至るまで爆モテ街道一直線と言われても納得すぎた。

ドームのステージで格好良く決める6人がMCでは一か所にぎゅっと集まって和気あいあいと話す姿も飾らない彼ららしくてとてもよかった。

(長くなってしまうのでライブの感想はまたどこかでまとめられたら別記事にまとめたい。)

またSixTONESにハマってしばらく経ったあとで驚いたのが、グループを知る以前に個人の仕事で顔を見ていたメンバーがいたことだった。

まず松村北斗くんがカムカムエヴリバディの稔さんだと知ってとても驚いた。ドラマをリアタイしていたけど出演する俳優の名前はチェックしていなかったので、SixTONESを知ったあとも松村北斗くんと稔さんが自分の中で結びつかなかった。
あとSixTONESを知ってからYouTubeを通して感じた北斗くんに対する印象が「一番真面目に見えるのに真面目な顔で一番ボケる変な人」というものだったので(ファンの方すみません)その彼がまさか俳優業をしていて、しかも稔さんだったと知ったときの驚きと衝撃は大きかった。

ジェシーくんは有吉ゼミでヒロミさんと八王子リホームをしていた滝沢秀明くんの後継として登場したときから見ていたのだが、正直名前を覚えておらずやたら明るくて陽気なジャニーズの男の子という認識しかなかったので、SixTONESを知ってしばらく経ってから同番組に出演していたのはジェシーくんだと気が付いて驚いた。

髙地くんと慎太郎くんもスクール革命と鉄腕DASHで何度か顔を見てはいたのだが、やっぱり名前を把握しておらず後々出演していることを知って「そういえばジャニーズの子が出ていたけどあれ髙地くんor慎太郎くんだったんだ?!」と驚いた。

知らず知らずのうちにグループとしてのSixTONESを認識する前から音楽とは別の分野で活躍する彼らを目にしていたことに気が付いてびっくりした。(自分のザルすぎる記憶力にもびっくりした。全然名前覚えない)

彼らがJr時代から今に至るまで各々が目標とする分野で実直に努力を続けてきたからこそ、知らず知らずのうちに種が蒔かれていたのだと思う。(やかましい)

8.髙地優吾くんという人について


順番が前後するが、ライブに行く少し前にFCに入会した。
CDやDVDを購入したあとSixTONESを応援するために他に何ができるのか考えたらFCがあったことに気が付き入会したのだが、ジャニーズはおろかアーティストのFCに入るのは人生で初めてなので登録時は妙に緊張した。

登録を進める中で知ったのだが、ジャニーズのFCは入会時にグループからメンバーを1人選ぶシステムだった。これが正直とても困った。まだ誰がどんな人かよく分かっていないのに担当も何もないのだが、でも誰か選ばないと先に進めないらしい。一度申し込みを中断してしばらく悩んだあと、髙地優吾くんを選んだ。

なぜ髙地くんなのかと聞かれると、あまり深く考えたわけではないのだが、THE FIRST TAKEで終始笑顔で歌う姿が印象的だったのと、YouTubeのバラエティ動画を見ているうちに彼のキャラクターというか人間性が気になったのが理由だった。
6人の中で特に笑顔が多く他5人からよくイジられるけど、にこにこと受け入れながらも「おい!!」「お前さぁ〜!!笑」と語気強めにしっかり返すので強めのイジリも嫌な感じがせず安心して見れた。イジられキャラだけど自分の意思をはっきり持っている人なんだなぁと思った。

そんな安易な気持ちで選んだ髙地優吾くんだったが、知れば知るほど多面的で人間味に溢れていて、それでいてめちゃくちゃ謎で面白い人だった。沼地優吾と最初に言い出した人は天才だと思う。

繰り返しになるが知れば知るほどよくわからない人だ。最年長のイジられキャラはブログでは顔文字を使いこなすこちゆご人格を持つし、ラジオでは盛り盛りトークのカマシキャラで樹くんとリスナーを爆笑させるし、ストチューブでは口の悪いハマ番だったり頼れるダディだったりイジられ愛されキャラだし、歌番組では誰よりも笑顔で爽やかに歌い踊る王道アイドルだし、この人はいくつ顔があってどれが本当の髙地優吾なんだろう??と不思議に思うくらい場面ごとに印象が変わる。

個人的で勝手な見解だが、髙地くんはその場その場で自分に求められるキャラクターへの解釈と順応力が半端ない人だと思う。
(これは入所と同時に芸能界デビューして現在に至るまで長年レギュラーバラエティに出演する中で培われたのか元々持ってるポテンシャルなのかわからないけど、芸能界というステージに立つ人としてとても強みだと思う)
人間は誰しも多面性を持つものだけど、反射神経的に染み込んだ即興力でその場に応じた「髙地優吾」のキャラクターを引き出すのがべらぼうに上手い。どれも髙地くんの中の一面を引き伸ばしているだけなので嘘じゃないし自然なのだけど、第三者が読解しようと「髙地優吾」を形成するピースを並べようとするとばらばらに点在しているように見えて混乱するのだと思う。
(分かりにくくてすみません)

人が持つ多面性のほんの一部を繋ぎ合わせて100%理解することなんて不可能だけど、それでも髙地優吾という人が知れば知るほど面白くて魅力的でその人間性を理解したいと思ってしまう。たぶんこれからも彼の奥行きの分からなさが気になって追いかけてしまうのだと思う。

また髙地くんがよく自分をマイペースと言うように、彼には穏やかで軸の通った安定感がある。
これも偏見と独断の個人的見解だけど、髙地くんは自分で自分の機嫌を取れる人だと思う。日々のルーティーンを守るとか、趣味の時間を大切にするとか、与えられた仕事は全力で向き合うけど力量以上の無理はしないで自然体で向き合うとか、自己管理能力が高い。髙地くんの地に足のついた安定感がとても好きだ。プライベートの開示はするけど提供はしないのも個としての自分を大事にしている印象があって(勝手に)信頼感がある。

あといかに周りの人たちに愛されてるかとか努力家だとか語り尽くせないのだけど、とにかく髙地優吾くんという人が好きです。

6月はまたありがたい縁に恵まれて髙地くんが出演する舞台「星降る夜に出掛けよう」を観劇することができた。長くなるのでこちらも端折るけどめっっっちゃくちゃ良かった。

9.SixTONESを好きになってよかった


SixTONESを好きになってからの振り返り日記のつもりが結局自分語りになってしまったけど、つまるところ彼らを好きになってからとても楽しいってことです。

SixTONESを聴くようになったら音楽を好きだったことを思い出した。好きな音楽に触れる生活は日常に色を付けてくれて、趣味を全力で楽しむために他のことも全力で頑張ろうと思うようになった。彼らを好きになったことをきっかけに毎日が本当に楽しくて前向きに過ごしている。

正直、SixTONESのファンになった当初は自分がどういうスタンスで彼らが好きなのか分からなくて悩んでもいた。6人の歌が好きでパフォーマンスが好きで人柄が好きで応援したいと思う。でもリアコといわれる恋愛感情とも違うような、親戚を見守る感覚とも違うような、何とも形容し難いのだけど、単純に彼らが頑張ってる姿を見てると自分も頑張ろうと思う。たぶんそれだけで良いんだろうなぁと。

頑張れと応援しながらそれ以上のエネルギーを受け取っていたとか、誰かへ向けた声援がまわりまわって自分を励ます声になっていたとか、そんな発見のひとつひとつが新鮮で嬉しくて幸せだと思う。

誇りを持ってアーティスト活動もプロモーションも全力で取り組み、各々が目標とする分野で努力するマンパワーに溢れた6人が目指す先に素晴らしい景色が待っていますように!!!

ということで、上手い締め方が分からないのでこれで終わりです。

おしまい。


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