半端な画力の持ち主がイラストレーターを目指してみます
突然ですが、イラストレーター、憧れません?
狭き門だということは分かっていますけど、それでも夢を抱いてしまうんですよね。イラストレーターになって、成功したいって。
私は、見る人をひきつけることができる、素敵なイラストを届けたい。そう思い、ゆるやかに絵を描き続けました。景色や人、動物にも手を出し、あくまで自分のやりたいときにペンを握って、はや3年が経……。
え?ええ、3年ですよ、3年です。
うっ、なんと強烈な一言を……。まあ、そういわれれば、たしかに、成長は、して、いない、よう、な……。
いや、そんなことはないですよ、まさかそんな。微々たる変化くらいは、ちゃんとありました。
なにせ、最初の頃は「光源」という知識がなかった私。
「適当に影つけとけばいいや~♪」
と思い、描いていた絵がこちら。
……ん?
お願いだからドン引きしないでください……。
でもたしかに、今思えば、なかなか突っ込みどころのある絵です。インコの影の向きって……。
ですよね~。まあ、昔の絵ですから許してください。今の私は、光源くらいは把握できたつもりです。
はいはい、ちゃんとお見せしますよ。今、私が描いている絵が……。
そう、そうなんです。別に、下手ってわけではない。でも、うまいってわけでもない……。
うん、まあ。はい、そのとおりです。
しかもさっき光源の話したのに、影をつけないイラストになっていますしね。これでは成長の証が……。
それはともかく、中途半端なんですよ、画力が。もっと向上させたいんですけどね。
そうですね。イラストレーターになるには運もありますが、画力があること前提ですよね。
そこで気になるのが、練習法です。ただやみくもに絵を描いても、上達はしないでしょうから。これはかなり悩みました。いろいろなサイトを見て、とにかくメモっての繰り返し。
はい、幸運なことに見つけることができました。
その内容を必死に繰り返して、画力が向上がするように、精いっぱい頑張ろうと思います。
ああ、それはですね。一言でいうと、絵に救われたからです。
詳しくは言えませんが、私は今、自宅で静かに過ごしています。一日中家にいると、気分がふさぎ込んでしまいますよね。そんな時、あるイラストレーターさんの絵に出会いました。
目を見張ったんです。人間が、こんなに美しい絵が描けるものなのかと。その絵を見るだけで、憂鬱だった私が、少しずつ、日々を楽しむことができるようになりました。
もし、絵で誰かの心を救うことができたら。そう思わずにはいられませんでした。たとえ絵心がなくても、いつかはその領域にたどり着けると信じています。
楽な仕事ではないことは、理解しています。好きな絵を描けるわけではないんですから。時には、理不尽な扱いも受けるでしょう。
覚悟を固めている、と言ってしまえばうそになります。心のどこかでは、楽して稼げると思っているかもしれません。だから鉄のようにかたい覚悟は、仕事をこなすうちに徐々につけていきます。
もちろん、責任はしっかりもって、活動していければと思います。
精進します。
ではそろそろ、ここらへんでお話は終わりにしましょうか。
……ずっと思ってたんですけど。
……あなた誰?
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