【東京都美術館】エゴン・シーレ展
上野の東京都美術館で開催中の、エゴン・シーレ展に行ってきました!
エゴン・シーレの作品はニューヨークのノイエ・ギャラリーで見て以来、ずっと気になっていたのだけど、その後まとまって作品を見ることがないままになっていたので、今回の展覧会開催を知ったときはとても嬉しかった。
というわけで、この機会にエゴン・シーレについて勉強しようと思い、AERAのエゴン・シーレ展特集号を購入。
しっかり予習して臨んだおかげで、展覧会だけではなく、東京都美術館の新たな楽しみ方も発見できました。
エゴン・シーレについて
エゴン・シーレは28歳で早逝した、19世紀から20世紀にかけてウィーンで活躍した画家で、クリムトの弟子でもあった人物。シーレといえば、死を連想させる暗い色使いや、骨ばっていて独特なポーズの人物画のイメージが強かったのですが、今回の展覧会ではそれ以外の一面も知ることができました。
特に印象に残っているのは「菊」
事前に見ていた写真では、真っ黒な画面に暗く枯れかけた菊が描かれているような印象だったけど、実際に見てみると真っ黒だと思っていた部分は筆跡が模様のようになっていて、きらきらと光っていたり、菊自体も優しく明るい色で描かれている部分もあって、美しかった。
悲壮感というよりは、生命力を感じたのでした。
妻のエディスを描いた肖像画(縞模様のドレスを着たエディス)など、その人特有の表情を捉えた作品も温かみがあって印象に残っています。
東京都美術館の楽しみ方
①アートラウンジ(2階)
美術館の2階に無料で利用できるアートラウンジがあるのをご存じですか?
私は何度も行っているのに、最近まで知りませんでした!
ゆったりとした空間にソファーとテーブルが配置され、窓の外の緑に癒されます。
ソファーやテーブルは、フィン・ユールのもの。美しい曲線を描くデザインで、優雅な気分にさせてくれます。
②前川國男のデザイン
館内各所に配置されたカラフルな椅子は、都美の建築を手掛けた前川國男がデザインしたもの。
入ってすぐのロッカーの前にも、展示の合間の休憩スペースにも配置されてて、この椅子に出会うたびにいつもわくわくするんです。
遠くから見ても、近くで見てもかわいくて愛おしい。
都美に行く楽しみのひとつです。
③オブジェ
入口にある球体のオブジェは誰もが目にしたことあると思いますが、それ以外にも実はオブジェがあるって知らなかったんです。
2階のラウンジでゆっくり休憩したあとは、オブジェ探索を。
4月27日から始まるマティス展もとても楽しみ!その時はレストランでの食事もしてみたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?