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【ライフ〇uck】効率のいい手抜きレポートの書き方

はじめに

 このnoteは、新大学1年生や、レポートを書くのが苦手な同年代に向けて、数多の手抜きレポートを提出してきた筆者が提案する「手抜きレポートの書き方」である。間に合わない良文より間に合う駄文。大量にあるレポートでゴールデンウィークが潰れ、5月病になってしまう前にこのnoteを参考に、ちゃっちゃとどうでもいい授業のレポートを終わらせてしまおう。

1.問題を整理しなおし、結論を出す

 まず「手抜きレポート」を書きたいという一定の需要は間違いなくある。大学生は忙しい、やることが多い。すべての授業のレポートに全力投球はなかなか難しい。ただ、そこで問題となるのが「どこまで手抜いていいのか?」そして「どこを手抜けばいいのか?」という点である。この問題を解決するレポートを書くには、「レポートの最初に、課題で提示されていることを整理すること」が重要である。多少頭でっかちな文章になったとしても、第一段落で提示された課題をしっかりと整理し、読み直すという段階を踏むことが必要である。

2.結論に至った理由を書く

 なぜ最初の「問題の整理」をしっかりやっておく必要があるのか。手抜きレポートで一定の評価を得るためには「私はこの課題で問われていることをしっかりと理解したうえで課題に取り組んでいますよ」という姿勢を最初に文意で示すことが重要だからだ。なぜなら、その整理した文章は「理解度はともかくとして授業にはついていった」ということの証明になるからだ。極論、この出発点さえ間違えていなければ、そのレポートはどのような結論に着地しても全く問題ないといえる。もちろん、問題の整理と結論は決してアクロバティックである必要はない。その授業で述べられた最重要のキーワードを軸に議論を発展させればいい。

3.参考文献を引用したり、例を用いたりする

 そして、参考文献を引用するのも重要だ。調べものをした感が出るし、なによりも自分も最低限調べたのだからと気持ちを納得させることが出来る。「大学1年生からのはなまるレポート作成法」※1では、以下のように述べられている。

「信頼できる根拠」が存在することで、レポートは根拠のある、地に足の着いた内容になります。したがって、「参考文献」を探し、引用することがレポート作成には必ず必要になります。

「大学1年生からのはなまるレポート作成法」より

 実際にいくつかの大学のルーブリックを見ても、参考文献の記述があるかどうかを評価のポイントの一つとしているパターンは多い。そのため、具体的な文献や例が一つあるだけで、最低限の評価を得るという目的を達成できる確率は飛躍的に上昇するといえるだろう。

4.もう一度問題点を述べ、これまでの意見を言い換えてまとめる

 ここまで手抜きレポートの作成方法について述べた。手抜きレポートの最大の問題点は「どこまで手を抜いていいのかわからない」という部分である。この部分を本稿では「初手さえ間違えなければ基本的に何をやってもいい」としたうえで、導入部に付随する平易な文章の作成方法を提案し、結論とする。

おわりに

 お察しの通り、本文は上で書いた手抜きレポートと同じ方法で作成した。ギリギリ読めなくもないくらいのクオリティだと感じたのなら、これが手抜きレポートの質感を確かめられるサンプルになると思う。「まあこれでいいか」と思った方は、手を抜きたいときに積極的にこのメゾットを使ってほしい。落単のD評価よりはC評価の方がましなはずだから。

※1こんな本は存在しない。


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