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AJIRAトーナメント自戦記

 こんぽた!今回は5月1,2日に行われたAJIRAトーナメントの自戦記です。  
 AJIRAトーナメントとは、将棋V4人のリーダーが2人指名して3人一組のチームを組み、計6試合戦い4勝したチームが勝ち(3-3の場合はプレーオフでもう一試合)と言うチーム戦の大会です。ルールはフィッシャールール。
 今回私は将棋って素敵やんさんにお誘い頂き、参加できることになりました。改めてありがとうございます!
 チームメンバーは以下の通り

・ヒナちゃん、沙久耶、五反田えぬ
・常盤台メイ、菜々河れい、川山一誠
・公人直人、はにみちゃん、世良祭
・素敵やん、栄酒蔵、鹿角ほたる
(敬称略、左がチームリーダー)

……他のチーム強くない!!!?www

vs ProjectH(ヒナちゃんチーム)

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 と言うわけで初戦のチームはヒナちゃんのチームです。特に誰に当てたいとかそういうものは全くなく、将棋指しに来ましたくらいの感覚でした。高段者と指す機会なんてあまりないですしね。うん、いやだって無理でしょ勝つの(遠い目
 結果としては1-4で初戦敗退となってしまいましたが、とりあえず自分の対局は振り返ろうかなと思います。

VS 沙久耶

 と言うわけで、沙久耶さんです。なんの縁か公的に指すのはこれで3回目。過去2回は結果的に勝っているものの、特にV名人戦(2期VB蝶)の時は途中完全に負けていたこともあり正直苦手意識があります。

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 戦型は沙久耶さんの右玉。捌きにくい局面ですが、相手からも早い攻めがないので五分かなってところ。ただ、こっちがあんまりゆっくりしていると端攻めとかもあるので、できればこちらからなんとか仕掛けたいなって考えてました。

スクリーンショット 2021-05-02 152735

 だいぶ進んでこの局面。数手前に74歩と垂らした手に対して83玉と上がってきてまさに沙久耶調といった玉捌きですね。
 ここで64角と出る手があったみたいです。64角同玉42角54玉に飛車を取らず一回64金が入るのも大きく、これはかなり優位な気がします。王手飛車を避けて変わる手を探したいところですが、難しそうです。
 本譜は62角と打ち、75角51角成66玉とどんどん入玉模様に。怪しげな53歩成でしたが、同銀なら73飛とかで銀取りにあてつつ何かできたらいいなと。一応、手抜かれた時に54の地点に利かせて逃げ道封鎖の意味はありましたが、この直後に輝くことになるとは。

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 84馬85合とさせてから76飛!が渾身の手。合い駒が桂なのでわかりやすいですが、他の駒でも同じように76飛が成立します。取ると77飛~75馬+57金で詰むのですが、斜めに逃げても75馬が王手になり即詰みです。本譜は読み切れていなかった67玉と上がってきました。詰みそうと思いながらも読み切れなかったので安全に75馬と取りましたが、後で調べたら57飛同玉(76玉は77飛で先述の詰み筋に合流)48金打ち以下の詰みがあったそうで、この変化は75の合駒が何でも同様に詰みでした。
   
 結果的に詰みは逃しましたが、即詰みに打ち取らなくても受けが利かずこちらの穴熊も手付かずと言うことで勝ちになりました。ソフトにかけてみたところ、全体通して五分に近かったみたいです。もっと悪いと思ってたんですが、案外バランスが取れてたんですね。

VS ヒナちゃん

 S級怖い(白目

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 右四間かな?と言う出だしから飛車先ついて腰掛銀のような作戦で、私はあまり経験が無い形でした。ここで88飛と回る手が成立するみたいで、それで五分だそうです。考えはしたんですが、66歩の取り込みが怖すぎて飛車の位置を変えませんでした。66歩の取り込みには68歩と打って問題なしと。なるほどなぁ……
 結果的にここからずるずると劣勢に。最後はアヤだけ作って形作り。完敗でした。

終わりに

 AJIRAトーナメントは負けてしまいましたが、見せ場を作れてよかったです。発案者側も第二回やりたいという流れだったので、機会があればまた参加したいですね。フィッシャールール好きなんですよこう見えても。

 それではごきげんよう、また次の記事で。

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